サッカーW杯:ソウル広場での応援、企業ロゴ露出禁止へ

市民の自発的な応援を支援

 今年6月に開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の期間中、ソウル市庁前のソウル広場が市民の自発的な祭事スペースとして開放され、特定企業のブランド名露出は禁止される。ソウル市は4日、「ソウル広場で行われるW杯の街頭応援を、特定の団体や企業が主導するのではなく、市民が自発的に参加できるイベントになるようにする方針。ソウル広場はもともと、市民が健全な余暇を楽しみ文化活動を行う場として作られたため、規定上、団体や企業がロゴを露出してはならない」と主張した。

 これにより、市民の自発的な街頭応援に対し支援を希望する団体や企業は、条例が定めた広場の使用料以外に追加費用の負担なく、街頭応援を支援できる。ソウル広場の基本使用料は、午前6時-午後6時が1時間当たり13万ウォン(約1万1000円)、午後6時以降の夜間は同16万9000円(約1万4000円)。

 W杯の街頭応援のためにソウル広場や清渓広場が開放されるのは、W杯1次リーグで韓国の試合が行われる6月12、17、23日(韓国時間)と、韓国がベスト16に進出した場合、決勝トーナメントで韓国の試合がある日。

 広場の使用を希望する団体や企業は、W杯応援イベントが行われる日の7-60日前までに、イベントを主管するソウル市に申込書を提出する。申し込み多数の場合は、団体や企業の単独使用を認めず、双方の日程調整や使用料の共同負担などで対応する予定だ。

崔洪烈(チェ・ホンリョル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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