幸せ★開運エッセイ　妙訓譚　

どんな内容であれ、悩んでいるときって辛いですよね。
明るく元気に前向きに悩む人というのはあまり見かけません。
でも、悩みのない人はいません。

悩みとは「解決できない」から困るものなのです。
「解決できない事」を解決しようとして
あれこれ考え思い巡らすから行詰るものなのです。

当の本人は、恋であれ仕事であれ人間関係であれ
悩みの存在は本当に邪魔でありうっとうしいものです。
ではどうしたらいいのでしょうか。

「悩みを忘れるほどに、目前のことに集中する」
これしかないのです。
目前の事柄に集中して悩みに満ちた頭と心の中を空っぽにし、
物事に没入することが大切なのです。
没入することは何でもいいです。
焼きそばをドカ食いする、
サーティーワンのアイスを片っ端から食べつくす、何でもいいです。
理想なのは自分自身を向上することなのですが…

そんなことができないから悩んでいる…
そんな声が聞こえて来そうです。ごもっと。
でも物事に悩んでも悩まなくても結果に大差は生じません。
悩んだ時間と幸せが正比例するなら、
ずーっと悩み事に囚われていてもいいでしょうが、そうではありませんね。
ですから、悩み続ける時間があるのなら、
その時間を自分を磨く時間にすればいいのです。
自分を磨くことがわからないのであれば、
趣味でも好きなことでも何でも没入没頭すればいいのです。

そして悩み事から離れていると
いつの間にかに自然と解決しているものなのです。
解決しようとするから解決できないのが悩み事といえます。

占い師の端くれがいうのはヘンですが、
占いや神頼みだけでは解決しません。

歴史に名を残した人、聖徳太子や諸葛孔明や空海だって
みんな志半ばで亡くなっています。
悩みを解決することが人生の大切なことではなく、
自身を向上させていくことが大切なのです。
そのプロセスの中で自然と悩みごとが解決していくものなのですよ。