哨戒艦沈没:乗組員の母親「9時20分まで息子と電話した」

政府当局者「調査した上で発表する」

 哨戒艦「天安」が沈没した先月26日、夜9時16分から22分の間に何があったのか、という疑問に関し、政府当局者は4日、「行方不明者(チャ・ギュンソク下士〈軍曹〉)の交際相手の女性が、『9時16分以前、約30分間にわたって携帯電話のショートメッセージをやり取りしていたが、“非常事態だ”というメッセージの後、連絡が途絶えた』と証言したが、彼の母親は9時20分ごろまで、息子と電話していたという話もある」と語った。

 この当局者は、「9時16分から22分までの間に起こったことについては、さらに科学的な証拠の収集、確認がなされ次第、発表する方針だ」と話した。これまで、一部のメディアやインターネット上では、事故当日の夜9時16分ごろ、チャ下士と交際相手が電話していて、突然切れたことなどを挙げ、この時刻から政府が発表した9時22分までの間に“何らかのトラブル”が起こったのではないか、という疑問が生じていた。

 また、この当局者は、「彼(チャ下士)の母親とは連絡を取っており、所在も把握している。だが、本人が責任を感じているからなのか、公の場で話すことを拒んでいる」と語った。

黄大振(ファン・デジン)記者

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る