野球:ロッテ金泰均、復調の秘訣は監督との信頼関係
ロッテ金泰均(キム・テギュン)の状態が上向いてきている。開幕2試合では6打席連続三振という不名誉な記録を残したが、最近4試合では2本塁打を含め9安打を放っている。3日のオリックス戦では、2号本塁打を含む4打数4安打、4日の試合でも5打数2安打をマークした。打率も2割2分2厘から3割1分1厘に上昇した。日本メディアも「金泰均がすごみを増してきた」と報じた。また最近、4番金泰均と5番大松のコンビは、頭文字を取り、「KOコンビ」といわれている。金泰均が大砲の本能を取り戻した秘訣(ひけつ)は何だろうか。
■短打でもよいという気持ち
金泰均はオープン戦では3割4分2厘をマークし、4番打者の貫録を見せつけた。ところが、公式戦が始まると、予想外の不振に陥った。各チームに研究され、変化球と誘い球に手を出し、凡打を繰り返していた。
金泰均は、韓国では弱点の少ない打者として有名で、4番打者の中では選球眼もよい方だった。しかし、開幕序盤は長打を狙い過ぎたため、誘い球に手を出し、打撃フォームとタイミングが乱れた。そのため「短打でもいいから正確にミートすることからスタートしたい」と心を入れ替えた。特有の簡潔な打撃で技術的な突破口を見つけた。金泰均の打撃は、足を大きく広げて構え、スイングの際に左足を少しだけ上げる。つまり、ストライドが小さく、バックスイングも小さいため、ボールを十分引きつけて打つことができるということだ。6連続三振以降は、10試合で三振を9個に減らした。10四球のうち7四球は、最近7試合で選んだものだ。
■揺るぎない自信
金泰均は昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アジア・ラウンドの日本戦で、エース松坂から、カウント0-3から本塁打を放った。四球を選ばず、高めの直球を思い切って打ちにいった。今季放った2本塁打も、同じような考えから生まれたものだった。複雑に考えず、自分の好きな球や失投を打ちにいく、いわゆる「好球必打」のタイプだ。金泰均は、投手を圧倒できるという自信があるため、スランプに陥っても復調は早い方だ。
金泰均の打撃スタイルは、巨人イ・スンヨプとよく比較される。イ・スンヨプは典型的なヤマを張る打者だ。ヤマが当たれば本塁打が生まれるが、当たらなければ三振するケースが多い。また、性格も繊細だ。開幕後は主に守備固めや代打で出場。4日の広島戦に初の先発出場を果たしたが、4打数無安打に終わった。
監督のタイプも選手にとっては重要だ。ロッテの西村監督は、金泰均を信じて4番として使い続けている。一方、巨人の原監督は、相手投手によって出場選手を変えるプラトーンシステムを好む。
成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
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