韓国は輸入車のシェアが6.3％と、日本（シェア3.3％）の2倍に達する上、高級輸入車の販売が日本を大きく上回っていることが分かった。

　韓国の今年1－2月の累積輸入車販売台数は1万2815台で、同じ期間の韓国車・輸入車の全販売台数（20万3880台）の6.3％を占める。これに対し日本では、輸入車の販売量が2万4143台で、全販売台数73万9496台の3.3％に過ぎない。今年1－2月中にメルセデス・ベンツ、BMW、アウディなどドイツ製高級車ブランドの中・大型セダンは、日本より韓国の売れ行きが好調で、その差はモデルによって1.3倍から7倍にもなる。

　準中型セダンのベンツCクラス、BMW3シリーズ、アウディA4の場合、韓国での販売台数は計1453台で、同じ期間の日本の販売台数（2899台）に比べると、半分の水準になる。しかし中・大型になると、状況は逆転する。中・大型セダンのアウディA6（6030－7140万ウォン＝約482－571万円）、BMW5シリーズ（5990－9150万ウォン＝約479－731万円）、ベンツEクラス（6650－1億4100万ウォン＝約531－1127万円）の販売台数の合計は、韓国が2824台、日本が1640台で、韓国の方がはるかに多い。これより価格が高い大型セダンのアウディA6、BMW7シリーズ、ベンツSクラスでも、韓国は860台、日本は423台で、韓国では日本より2倍も多く売れている。

　とりわけアウディA6の場合、韓国は418台、日本は59台となっており、韓国で7倍も多く売れた。日本の自動車市場が韓国より3.6倍も大きいことを考慮すると、韓国では日本より25倍も多く売れていることになるわけだ。市場規模を考慮して比較すると、韓国では日本に比べBMW5シリーズが9倍、ベンツEクラスが5倍も多く売れている。大型セダンで見ると、その差はさらに広がる。