中小型車のデザイン、決め手は「後ろ姿」(上)

プジョー3008にボルボC30、可愛らしさと優雅さを演出

後面デザインに人気集中、ニューSM5など韓国車にも進歩

 近ごろの中小型車は、後ろからの見た目がすっきりした車の人気が高い。そのため自動車メーカー各社は、「お尻」が可愛らしく洗練された車をデザインすることに集中している。

プジョー3008

■「お尻」がきれいな車に人気

 プジョー3008は、全体的には典型的なプジョーのデザインだが、矢尻をかたどった広いテールランプが、同車の後面デザインを一層際立たせるポイントとなっている。また側面は、車体が地面と密着しているかのように見えるデザインが施されている。バランスが取れた比率と、ダイナミックかつ強靱(きょうじん)なボディラインは、同車の革新性をよく表現している。

 ボルボC30も、「お尻」がきれいな車に属している。ボルボのエントリーモデルながらコンパクトで洗練された外観のため、女性ドライバーに人気が高い。特に、全面ガラスの可愛らしいテールゲートデザインが際立つモデルだ。C30の後面は、馬てい型のテールランプとガラスハッチが広々とした開放感を与えるデザインになっている。時間が過ぎても美的価値が変わらないスカンジナビアン・デザインの哲学が、未来志向的なイメージで表現されている、との評価を受けている。C30は、ドイツの「2006ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」小型車部門で第1位に輝いた。

ボルボC30

 BMWが送り出した120dの後面デザインも、スポーティーかつ運転の楽しさを満喫させてくれる外観デザイン、と評価されている。後面デザインは、安定的ながらしっかりとしていて、ぎゅっと詰まった印象を与える。加えて、強力でダイナミックなクーペデザインと、素早いハンドリング、躍動的で効率的な走行性能により、1シリーズは2003年に全世界で約75万台が売れるベストセラーとなった。BMW1シリーズクーペは、数々のデザイン関連の賞を獲得し、ヨーロッパや北米市場の若者層の間で大ヒットを博している。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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