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文化

豊平館130歳 初の大改修 12年度にも (04/03 07:20、04/04 02:05 更新)

建設以来の大幅改修を行う豊平館=4月2日午後1時、札幌市中央区

建設以来の大幅改修を行う豊平館=4月2日午後1時、札幌市中央区

 札幌市は2日、同市中央区の中島公園にある国指定の重要文化財「豊平館」を全面改修する方針を決めた。改修期間は4年間で、事業費は十数億円の見通し。1880年(明治13年)の建築以降、最も大規模な改修となる。

 豊平館は、開拓使直属のホテルとして建てられた木造2階建ての洋風建築で、延べ1330平方メートル。老朽化で市は1982年から4年間かけ、一部を修理したが、ここ数年、外壁の腐食や屋根の雨漏りが進行。耐震診断を受けた結果、震度6の地震で倒壊する恐れがあることも判明し、大規模改修に着手することにした。

 改修では基礎のコンクリート、破損した外壁や屋根を修繕。壁の中には新たに合板を入れ、耐震化を図る。またバリアフリー化のため、身障者も利用できるトイレとエレベーターを新設する考えだ。

 市は今年夏までに基本構想をまとめ、市民から意見を募集。2011年度から設計作業にとりかかり、12年度にも着工する。改修期間中の4年間は休館となる。

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