サイゾースタッフ
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ライター(五十音順)
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パブリッシャー/揖斐憲
※=外部スタッフ
"プリクラ解雇"の菊地あやか「渡り廊下走り隊」に電撃加入でヲタに論争勃発中
急成長を続けるアイドルグループ・AKB48。そのスピンオフユニットである「渡り廊下走り隊」に、チームK昇格を控える研究生の"あやりん"こと菊地あやかが電撃加入し、5人組となることが発表された。
"恋愛禁止"のAKB48で、2008年8月、当時15歳ながら交際男性とのツーショットプリクラがネットに流出し、グループ初の"解雇"となりながらも、再びオーディションに参加して合格し、研究生として活動してきた菊地。"処女性"を大切にするアイドル界において、極めて異色の存在である菊地の今回の大抜擢について、AKB48ヲタたちの意見は真っ二つに割れ、風雲急を告げる事態となっているという。AKB48劇場通い4年2カ月の"古参ヲタ"は次のように明かす。
「菊地は、3期生としてAKB48のチームBに加入。スタイルのよさとキレのあるダンスで注目され、大手芸能プロダクション・プロダクション尾木に移籍。シングル『ロマンス、イラネ』で"選抜メンバー"に選ばれるなど、トントン拍子で活躍していました。ところが、彼氏とのプリクラが流出し、AKB48からは解雇、プロダクション尾木からも契約解除。東スポの一面を飾り、Yahoo!トップニュースとして報道される事態となりました。それだけに、今回の渡り廊下走り隊への加入は本当に驚かされましたね。渡り廊下の3rdシングルじゃないですけど、"完璧ぐ~のね"も出ません。現場では、メンバーに男性問題が起きる度に、『AKBが男に対してユルくなったのは、菊地の復活を認めたせいだ』と言われ続けています。個人的には、彼女の"スマイルシャワー"には本当に癒されるので歓迎なんですが、アイドルヲタは"処女性"を重んじますからね......」
プリクラ流出の原因ともなった恋人のホームページ・プロフでは、「ビンゴした」とAKB48の代表曲「BINGO!」を隠語として用い、一線を越えたことをうかがわせるような表現もあった。だが、運営は菊地を再び迎え入れ、さらに渡り廊下走り隊にも加入させた。AKB48サイドの思惑をあるアイドル雑誌のライターは次のように分析する。
「ホリプロ、太田プロ、サムデイ、ワタナベエンターテインメントなど大手事務所のパワーバランスで成り立っているAKB48において、プロダクション尾木(以下、尾木)は一大勢力を誇っています。高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみら『ノースリーブス』、SDN48に移籍する浦野一美、そして、渡辺麻友、多田愛佳、平嶋夏海、仲川遥香の『渡り廊下走り隊』と、AKB48から8人が所属し、ほかの事務所を遥かに凌駕しています。特に『渡り廊下走り隊』は、同じく尾木主導で80年代に活動したおニャン子クラブの別働ユニットで、工藤静香、生稲晃子、斉藤満喜子で構成された『うしろ髪ひかれ隊』の"妹分"という力の入れよう。これは、総合プロデューサーである秋元康氏と尾木の、おニャン子時代から続く蜜月関係だからこそ実現したものです。尾木の社長・尾木徹氏は、著作権管理で知られる音事協(日本音楽事業者協会)の会長職でもあり、その尾木が"プリクラ解雇"の十字架を背負う菊地を再び受け入れたのは、快挙といっていいでしょう」
AKB48劇場で、ファンの前で自ら渡り廊下走り隊への加入を発表した菊地は、「私の軽率な行動でメンバーやファンのみなさまにご迷惑をかけてしまいました」と改めてファンにかつての騒動を謝罪。さらに、「外に出ても周りの人にどういう風な目で見られているのかと自分で思ってしまって......。でも、私はAKBが大好きで、もう1回研究生としてオーディションを受けて、そうしたらうれしいことに受かりました。初めて研究生として舞台に立った時、皆さんからどう言われるのか怖かったです」と復帰には、多大なる逡巡があったことを告白。そして、「渡り廊下走り隊に入れて、うれしいです。今の私にできることは、精一杯やることしかできないので、とにかくがんばります」と決意を新たにした。
トラブルを巻き起こしながらも、懸命な努力でファンを魅きつけて、ブレイクを果たしたAKB48の申し子のような菊地。16歳ながら波乱の半生を生きる菊地が今後、ファンにどのように受け入れられるのか? 彼女が参加し、3月17日にリリースされる渡り廊下走り隊4thシングル「アッカンベー橋」(ポニーキャニオン)のセールスがその一つの試金石となりそうだ。
(文=本城零次)
アイドルだってBINGOするよ!
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