【大連(中国遼寧省)=西村大輔】中国・大連で5日、麻薬密輸罪で死刑判決が確定していた日本人、赤野光信(あかの・みつのぶ)死刑囚(65)=大阪府出身=の死刑が執行される模様だ。同日午前9時(日本時間午前10時)すぎ、赤野死刑囚の親類らを乗せたとみられる車両が大連拘置所に入った。赤野死刑囚と面会が始まったとみられる。
中国当局の資料などによると、赤野死刑囚は2006年9月、ラップに包んだ覚せい剤約2.5キロを茶筒に隠し、大連の国際空港から大阪に密輸しようとしたとされ、09年4月、麻薬密輸罪で死刑判決が確定した。今年3月29日、中国当局が瀋陽の日本総領事館に対し、「7日後に死刑執行する」と通告していた。