写真一覧

「ウェルかめ」の試写会後に会見した倉科カナさん
もっと見たい方は↑写真↑をクリック！

　ＮＨＫ朝の連続テレビ小説「ウェルかめ」の初週放送分が完成し、試写会が１日、ＮＨＫ放送センター（東京都渋谷区）で開かれた。主演の倉科カナさん（２１）や脚本家の相良敦子さんらが会見。倉科さんは、編集者を目指すヒロイン波美と自身を比較、「波美ちゃんは粘り強い性格で、本当に似ている。私も、絶対に合格するぞという気持ちで朝ドラのオーディションを５回も受けた」と苦労を語った。

　「ウェルかめ」は、民宿で生まれ育ち、都会に出て一流女性誌の編集者を目指す波美（倉科さん）が、ウミガメに導かれるように人生を転換し、故郷の徳島県美波町と向き合うようになり、その家族や恋を描く物語。倉科さん演じる波美が、小学校時代からあこがれていた国際的なファッション誌のスタジオ撮影のシーンでドラマに初登場する。（撮影で）何を吸収しているのか、（自分が）前に進んでいるかも分からないが、考え方が変わってきた」と自身を見せた。

　脚本の相良さんは「浜本波美の青春物語であると同時に、人生における自分の根っこ探しと思っている。最後までパワフルに描きたい」と意欲を語り、倉科さんについて「（オーディションの時）私の頭の中だけにあった浜本波美っていうヒロインがここにいると思った。一面的ではない、すごい可能性を持っている。感情の膨らませ方にすごく幅がある。私の書いているヒロイン像をかなり大きく膨らませてくれると思う」と絶賛していた。

　５月２５日から約２週間の徳島ロケを行い、大阪ロケ、６月３０日からスタジオ収録、８月には沖縄ロケを行っている。ＮＨＫ総合では９月２８日午前８時１５分から放送される。ＢＳ２では午前７時４５分、ＢＳｈｉでは午前７時３０分、全１５０回の放送予定。【服部美央】