中国の日本人死刑執行通告
中国は、3月29日日本人死刑囚に対する刑の執行通告をした。これに対し、日本政府は、「国民感情への影響を懸念する」と伝えるにとどめた。
今度は、これに対し、中国は、日本人死刑囚3人の刑の執行を新に通告してきた。 日本外交筋は、29日の通告を「日本の反応を見るために掲げた観測気球でだっと」とみている。ここで、日本政府は、「国民感情への影響を懸念する」と伝えるに留め、中国を「人権問題」として非難しなかった。これによって中国は、残り3人の死刑執行をしても、対日関係に影響を及ぼさないと判断し、通告したとみている。 中国は、東シナ海のガス田開発、習近平国家副主席訪日時の天皇陛下会見、岡田外相の中国の嫌がることは言わない発言などを通じ、鳩山政権与し易しと見て、強く押しても大丈夫と日本を見下し始めたようである。 死刑反対論者千葉法相を初め、死刑反対運動論者の反対運動もない。 日本政府は、日本人が海外で何があろうと助ける気はないようである。 ましてや中国がかって西側諸国の天安門事件の制裁解除を狙って天皇陛下の訪中を実現し、西側諸国の最も弱い環である日本を突破口として利用して成功した謀攻の法を再び成功させたようである。 先ず毒餃子事件犯人逮捕で中国は、日本に法治主義を見せ、次に死刑通告をこだしにして朝三暮四で小出しにして、日本の批判の口封じをしておき、中国の人権問題に疎い、西側諸国の人権問題の弱い環である日本を突破口にして人権問題を乗り越えようとしている。日本も黙って追認しているではないかと。 こうして日本は、中国によって人権問題無視のカモにされ、中国の行動を追認する立場に置かれている。対中追従外交−見事な謀攻の法である。 法家思想で口封じ、孫子の兵法で抑え込む見事な詭道である。
註:「中国の死刑執行通告『日本の反応見るため』外交筋」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00001032-yom-int
「中国毒餃子容疑者逮捕」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/61246302.html 「習副主席訪日の裏」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/60907611.html 「鳩山首相傲岸無礼」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/60856149.html 「謀攻の法・楊編」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/48669080.html 「謀攻の法」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/29715979.html |