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人気のiPad 使い勝手は?メディアの状況は激変?

横向きにしたアップル「iPad」の画面に表示された英語版「クマのプーさん」のページ
横向きにしたアップル「iPad」の画面に表示された英語版「クマのプーさん」のページ
Photo By 共同

 本1冊のダウンロードはわずか数秒。挿絵付きのカラー画面に指を滑らせると、ページがすらすらめくれ、印刷本よりもスムーズで、操作も軽快―。

 米電子機器大手アップルの新マルチメディア端末「iPad(アイパッド)」は、3日の発売当初から大人気だ。米電子書籍端末市場の勢力図や、既存の出版を取り巻く状況を激変させるといわれ、大手メディアからコンテンツの投入が相次ぐ。日本では4月下旬に発売予定。その秘密を探るため、早速、手に入れて使ってみた。

 アイパッドは、インターネットを通じて音楽や動画、電子書籍を取り込み、手軽に楽しめる。週刊誌ほどのサイズで、9・7型の液晶画面が本体の大部分を占め、重さは680グラム。携帯性に優れ、外出先での娯楽が豊富になるのが魅力だ。

 スイッチを入れて立ち上がるまで十数秒。指で画面に触れて操作する。英語版「クマのプーさん」を開くと、色鮮やかな挿絵と文章のあるページが広がる。縦や横、逆さまにすると、位置に応じて読みやすいように上下が瞬時に入れ替わる。

 取り込んだ写真も表示してみた。2本の指を上に置き、間隔を広げたり狭めたりすると、写真が大きくなったり、小さくなったり。文字入力の際には自動的にキーボードが画面に現れた。日本語にも対応、電子メールやサイトの閲覧も可能だ。

 米国では豊富なコンテンツ群がアイパッドの人気を後押しする。新たにネット上に開設した書店「アイブックストア」には古典から最新刊まで約6万冊がずらり。約10〜13ドル(約940〜1220円)が中心価格帯だ。映画のレンタル料金は約5ドル。テレビ番組は1話2〜3ドルほどで買える。

 一方、高画質の映画は取り込みに時間がかかることも。日本では電子書籍の提供が遅れそうで、コンテンツの充実が課題だ。 (共同)

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年04月05日 10:28 ]

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