2005.06.17
すべては、航空全体の問題!ノーズギア脱落/JAL、飛行高度ミス/ANA
~”報道ステーション ” テレビ朝日でコメントしました~
6月15日、前日の「ANA機の高度ミス飛行のニュース」に続いて、JAL機B767-300が羽田空港ランディングの際に、「ノーズギアのタイヤ2個が同時に脱落、バースト」という考えられない事故が発生しました。
JALに対しては、「事業改善命令」が出されている中でトラブルは止まりません。また、ANAでもシリアスなトラブルも発生してきています。
航空全体に起きている構造的な背景について、お話しする機会を得ました。
詳細は、アップロード 準備中です。後刻ご覧戴ければ、幸甚です。 6月16日
この日は、JAL機の前輪(ノーズギア)のタイヤが2輪とも、脱落したことで、社会的に「驚き」が走りました。こうした事態を受けて、番組は、「なぜ、航空に、そしてなぜ日本航空にトラブルが集中しているのか」という点に迫るものでした。
ポイントとしては、
1.飛行機を運航してゆく上で要となるセクション、「パイロット・ディスパッチ=運航」「整備」「客室」のそれぞれの
部門でまんべんなくトラブルやミスが続出しているということの深刻さ
2究極のコスト削減によって「安全を守る」場面にどんなしわ寄せが生まれているか
3.JALの場合、JASとの合併がどんな要素を持ち込んでいるか。
などをコメントしました。
時間的制約があり、申し上げたいことをすべて網羅することはかないませんでしたが、
少なくとも「多発する航空の重大連続ミス」の背景には、「安全守る経費にもコスト削減の波が押し寄せている」ことがある、ことは伝えることができたことと思います。
JR西日本事故の教訓とも合致いたしますが、今後公共交通機関たるもの、とくに多くの人命を預かる「航空」の経営のあり方については、社会的に再考を要する問題であるでしょう。また、最後に加藤氏が指摘された続くトラブルは、「JAL・ANA」を問わず、航空界全体の問題であるとのご意見にも賛意を表明いたしました。
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