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「業者指導すべきなのに」「イー」社施設 ほこり、騒音の苦情相次ぐ 東温市汚職職員逮捕産廃業者への苦情処理を巡って東温市北方、同市市民環境課主査・伊藤正直容疑者(50)が収賄容疑で逮捕された事件で、県警は3日、伊藤容疑者と、贈賄容疑で逮捕された同市南方、産廃処理会社イー・アール・イー前社長、坂本憲哉容疑者(30)を送検した。同社の施設には、住民から粉じんや騒音への苦情が相次いでおり、市民は「業者を指導すべき職員が金を受け取るとは」と憤慨。記者会見した高須賀功市長は「逮捕は痛恨の極み」と述べ、深々と頭を下げて陳謝した。 ◆市役所◆ 東温市役所では、2日夜から3日未明にかけて県警による捜索が行われ、捜査員らが市民環境課から書類などを次々に運び出した。 市によると、伊藤容疑者は1992年に旧川内町に採用され、合併後も含めて、環境保全や公害対策、不法投棄対策などを主に担当。無断欠勤や遅刻はなく、夜間、休日勤務もいとわなかったという。 3日午前、記者会見した高須賀市長は、伊藤容疑者が10年以上、同種業務を続けていたことについて「スペシャリストを育てたいと考え、本人も希望したため」と説明。「今回のことを反省し、変えなければいけないこともある」と苦渋の表情で話した。 ◆産廃処理施設◆ 同社が2006年に同市北方に設けた産廃の一時保管施設(約600平方メートル)に対して、以前から近隣住民からの苦情が寄せられており、市にも、09年の夏以降、12月頃までに、幹部が把握しているだけで4、5件の苦情があったという。 市は「監督権限がないので県松山保健所に報告し、指導してもらった」とするが、同保健所は「09年7月から12月にあった同社についての苦情は、1件しか把握していない」とする。 施設のある地区での苦情は、原則として伊藤容疑者が担当しており、県警は09年9月にわいろを受け取った伊藤容疑者が、県や上司への報告を怠った疑いもあるとみて、苦情取り扱いの詳しい経緯を追及する。 ◆市民◆ 「ほこりのため洗濯物が干せない」。産廃処理施設近くに住む農業男性(68)は、産廃施設への不満をぶちまけ、「住みよい市にすべき職員が収賄で逮捕されるとは、市民として情けない」と怒りを隠せない様子。 地元の苦情を受けて昨年10、11月に市に相談に行き、伊藤容疑者に話をしたという市議(72)は「住民の苦情に誠実に対応してくれていると思っていたのに裏切られた」と悔しそうに話した。 (2010年4月4日 読売新聞)
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