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真弓監督、闘え!何で抗議しないんだ

2010年04月05日09時23分 / 提供:デイリースポーツ

デイリースポーツ
真弓監督、闘え!何で抗議しないんだ
 8回、真弓監督はベンチを飛び出すもすぐに引き揚げる(撮影・田中太一)
 「中日6-1阪神」(4日、ナゴド)

 中日に3連敗。とはいえ、まだ5割だ。それなのになぜか、腹の底からモヤモヤとした感情が沸き上がってくる。八回、審判の微妙な判定に、真弓明信監督(56)はいったんベンチを飛び出しながら、怒りを封じ込んでしまった。冷静さを失い、指揮官が血迷ってはいけない。ただ、結果は同じでも、怒って欲しかった。今こそ虎党は闘う姿勢を見たいのだ。

  ◇  ◇

 微妙な判定…いや、三塁ベンチと左翼席は、セーフを確信していた。すぐさまベンチを飛び出した指揮官。そのまま一塁ベースに駆け付け、烈火のごとく抗議するものだと、誰もが思った。

 ところが、である。

 三塁ネクストサークル付近で突然、指揮官の足が止まった。そしてきびすを返すと、再びベンチへ。勝利を求めて燃え盛っていた戦士たちが、一瞬にして静まり返った。

 なぜ抗議しないんだ!!

 行き場をなくした左翼席の怒号が、深いため息へと変わった。

 「微妙(な判定)じゃない。セーフやろ。どう見たってセーフやろ…」

 試合後のベンチ裏。ため息交じりにつぶやいた指揮官の両目は、真っ赤に充血していた。ならばなぜ抗議に行かなかったのか。その問いに指揮官は腹立たしさを押し隠しながら、こう言うのだ。

 「抗議に行って変わるもんなら、なんぼでも行きたいんだけどね…」

 同点の八回だった。先頭桜井が四球で出塁。すかさず快足藤川俊を代走に送った。しかし、続く代打浅井が試みた送りバントが投手への小飛球となり、そのまま一塁転送。藤川俊がいち早く帰塁したかに見えたが、牧田塁審はアウトの判定。ベンチの怒りは一瞬にして沸点に達したが、肝心の指揮官が煮え切らない。その後の好機も実らず無得点。そして直後に悪夢の崩壊劇だ。

 これまでは1点勝負の場面での送りバントには関本を代打起用していたが、この日は浅井を起用。真弓監督は「浅井もうまいし、ほかのことも考えてね」と説明した。しかし、いかに関本が前日の試合で送りバントを失敗しているとはいえ、用兵に一貫性を欠いたことは否めない。そして勝負どころの場面であまりにも穏便すぎた指揮官の対応。抗議してほしかった‐。それが命懸けで戦う戦士たちの本音だろう。

 落合竜と接戦を演じるもまさかの3連敗。開幕から積み上げた貯金もすべて使い果たした。6日からは甲子園で王者・巨人と3連戦。まだペナント序盤とはいえ、これ以上の蹉跌(さてつ)は許されない。

 「頑張ります」

 たぎる怒りをのみ込みながら帰阪の途に就いた指揮官。今こそ戦わねばならない。腹の底にひた隠すその闘志を、今こそ前面に押し出さねばならない。
関連ワード:
阪神  中日  巨人  ネクスト  真弓明信  

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