子供たちよ、こんな大人を真似してはいけない。=花見はマナーを守って!

【PJニュース 2009年4月5日】花見の季節真っ盛りで、サクラのあるところ、どこでも宴会場と化した日曜日。ここ長居公園(大阪市東住吉区)でもほぼ満開のサクラの下、花見客が数多く詰めかけた。

ちなみに、長居公園は全域にわたってバーベキュー禁止である。ところが、公園のいたるところから炭火の焼ける匂い、焼肉のタレの香りが漂っていて、煙も立ち上っている。わざわざ「この場所でのバーベキューはご遠慮ください」という立て看板の前でやっている無神経な集団もある。

バーベキューの煙は周囲の迷惑になるばかりでなく、サクラの木を弱らせてしまう。
「どうせ毎年来るわけじゃなし、いま楽しけりゃいいんだよ」とでもいうのだろうか。
そんな集団の中には子供の姿も少なくない。あの子たちは公共のマナーも守れない大人たちを間近に見て育つのだ。これではマナーの向上なんて望むべくもない。

花見のマナーだけを取り上げて日本人の民度が低下したと結論付けるのは、あまりに短絡的過ぎるのは分かっているが、それにしても「赤信号みんなで渡れば…」的な無神経さが過ぎるのではないだろうか。【了】

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パブリック・ジャーナリスト　平藤 清刀