元になるモノがある訳です。
今、一世を風靡しているiPod touchとiPhone。
自分も持っています。
もちろんそれらの前身としてPDA(Palm、Newton等)や携帯電話がある訳ですが、もう一つ、大きな影響を与えたモノがあるのではないかなと。
それが、日本の誇る一流企業「OLYMPUS(イメージング部門)」の生み出した「m:robe 500i」。

父が知人から譲り受けてきました。
このm:robe、2004年当時としては革新的なデザインと機能で話題をさらって行きました。
しかし、販売台数は振るわず、OLYMPUSの"迷機"として封印されてしまったのでした。
ところがこのm:robe、今のiPod touch/iPhoneに通ずるモノがあるのです。
まずはタッチパネル。
2004年当時の製品とあり流石にマルチタッチではありませんが、感圧式タッチパネルです。
この技術の採用で革新的なUIを実現しました。
そしてOLYMPUSお得意「カメラ」搭載。
122万画素と今から見るとかなりの低画素ですが、当時としては音楽プレイヤー+デジカメという一石二鳥な機器だったのです。
さらに「洗練されたデザイン」。
タッチパネルに全てを収めたため、筐体にはパワーボタンひとつしかありません。
そして大容量HDD。20GBと、いま見てもそれなりの容量です。
カメラやタッチパネル、デザインの統一などiPod touch等に通ずるモノがありますね。
結局OLYMPUSはもう3つの製品を発売し、デジタルミュージックプレイヤー業界から撤退することになりますが、この機器の与えた世間への衝撃は小さいものではなかったのだと思います。
意外と過去に埋れた日本製の製品も奥が深いモノです。
さて、自宅にはかなりの量の音楽プレイヤーが転がっています。
iPod touchの液晶が割れてもnanoが、nanoのバッテリーが死んでもm:robe 100が、m:robe100の液晶が逝ってもm:robe 500iが。
こんなに持っててどうするんでしょうねぇ・・・(・ω・`