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裁判員裁判:強盗傷害被告、懲役4年6月--地裁判決 /青森

 県内3例目の裁判員裁判で強盗傷害罪に問われた弘前市山王町、飲食店従業員、飯田哲也被告(36)に対する判決が26日、青森地裁であり、小川賢司裁判長は懲役4年6月(求刑・懲役7年)を言い渡した。小川裁判長が「時間をかけて自分を見つめ直して」と諭すと、飯田被告は「はい」と何度も返事しながら聞き入った。

 飯田被告は昨年7月、弘前市の路上で同僚の佐藤優樹被告(21)=同罪で起訴=と共謀して、会社員の男性を殴るけるして現金を奪った。争点となっていた、飯田被告が被害者の顔をけったかについては目撃者や佐藤被告の証言などから、「けっていないと主張するのは不自然で信用できない」と、少なくとも1回はけったと認定した。

 判決後、弁護側は「よく検討してくれたと思う」と評価し、被告は事実認定に納得している様子だったと明かした。【三股智子、山本佳孝、鈴木久美】

 ◇裁判員6人会見

 判決後、裁判員6人全員が会見に応じた。

 つがる市の成田達也さん(45)は飯田被告について、「刑期を終えたら酒を飲むのをやめ、1人前の男として生きていってほしい」と願いをこめた。一方で、20代の主婦は「パチンコや酒をやめると断言したが、信用が薄い」と話した。

 弘前市の男性(44)は、公判で事件の原因を問われた被告が「(共犯者に)誘われたから」と答えたことを一番印象深かったことに挙げ、「事件の本質だったと思う」と感想を述べた。

毎日新聞 2010年3月27日 地方版

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