★危機拡散Project「街宣!街宣!」★
はぁい。昨日の続きでありますが。
思いの他、「行動する団体」に参加する皆様と、そのアンチには興味深い話題なのかもしれないと今更のように思う管理人です。
まだ決着までの準備段階が有りますので、賛同する方々は心静かにお付き合いを。
で、アンチの方々。期待させても悪いので先に言っておきます。
貴方達は代表たる西村氏の大失態を期待してると思うのですが、残念。彼の人は今回の一件で、多分最良の道を選んでしまったよ。
さてさて。兎にも角にも。
何か行動するには、まずは現状を把握して、目的を決めんといけません。先ずは現状の把握。えーと。
自称「主権回復のS木」氏は、西村代表曰く「主権ではない」。けれど、公安その他警察の方々は私に「主権回復のS木さんだよ」と太鼓判を押した存在です。
もうこの段階で食い違ってるので、私は誰を相手にしてるのか自分なりに理解しておかないと。
確かに"主権"と言う団体自体、その活動に参加している人の役職等がどこかにはっきり発表されている物ではなく、良く分からない。
何度か一緒に活動すれば、西村代表個人と、それに賛同する数人(?ここは不明)をメインとした団体なんだろうなと推測はつきますが、これは推測です。私のように、活動後の飲み会等に一切参加せずに直帰組、だと尚の事、内情なんてさっぱり分かりません。
顔は存じ上げていても、私が名前を存じ上げているのは極少数。かつ、代表者以外の殆どは、誰がどの組織の何をしているかなんて全く知りません。
となればですね。
貴方は団体の中の人と外の人のどちらの意見を、より信じる?になってくるんですよね。
私は「客観性」で、この場合、公安さん側の意見を選択しました。
彼は代表には認められなくとも、少なくとも周囲は「主権回復のS木さん」と認識する程度には行動を共にしていたと言う結論です。
さて。その頃には私の記憶も整いました。何の事は無い。S木氏は印象に残る人でした。彼の事を思い出し始めたのは、正確には公安さんに駅に送って貰ってる途中。脳のシナプスの伝達力、遅いんだか早いんだか。
幾つかの証言も揃いました。「彼は問題児」「反省すべき人」「厄介者」とまで言う方もおられました。おいおいおいおい、そりゃマズくね。
つー事は"主権"中心人物では無いにしても、"主権"公認のメイン参加者の一人と確定ですよ。しかも、モメ事初めてじゃ無く、ナァナァで放って来たって事ですよ。組織的にどうこうする権利無いってそーだけど、そりゃイカンやろ!
だってそれ。つまり、私の前の段階で彼を排除出来たって事です。そうすれば頭突きも無かった訳です。日本に降りかかる火の粉を払う団体なら、自分の身に降りかかる火の粉、まず払わなアカンやろ!
西村代表にメール。「この目で、成り行きを確認したいのです」
西村代表から返信。「当然、あなたにはその席にお出で頂かなければなりません」
「多少、現場で主権回復の皆様に聞き苦しい事も言うかもしれませんがご容赦」と追って私。「日時は早急に」と西村代表。
OK。後は代表が決めて下さる日時に、私が合わせて、言うべき事を言うだけです。
さて。
「片をつける」当日が参りました。
前日に時間をすり合わせ、紫藤氏が同席してくれる由を代表からお聞きしました。時間が無いので、一回で片を着けるとの代表のお言葉。同意です。
当日は風の強い日で、全線「予定遅れ」などとほざいてやがります。ネームが通らずにヘロヘロの管理人、早めに家を出て、西神田の喫茶店でゆっくりネームをしてから向う事にしました。
幸い遅れは解消されていて、私が一番最初に現場到着。直ぐにS木氏も到着。穏やかに「片をつける」会合が始まりました。
薄暗がりで見るのとは違い、S木氏は到って普通な印象。極普通のサラリーマン的容貌で、営業さんぽい雰囲気。少なくとも、漫画家よりはよほどきちんとした社会人です。
確かにこの人です。けれど、印象は随分違います。怒ってる時の顔とはまるで別人です。まぁ、そんなモンなのかなぁー……。いやいやイカン。テンション上げて行かんと。
西村代表が「それで、えーと27日?の件なんだけれどね」と口火を切りました。
西村代表(以下:西。敬称略) 「君がこちらの、富田さんに頭突きしたって言う事なんだけど、どうなの」
S木氏(以下:S。敬称略) 「はい、頭がぶつかったと言う覚えはあります」
あ、この野郎。その一。
私 「ぶつかった……? 貴方ね、正直に言った方が良いですよ。本当はそう思ってないでしょ?」
S 「いえ。正直に申し上げてます。そう思っております」
私 「ほう。ぶつかった…ね」
S 「はい」
まだ様子見なので、ここで激しく責めず。
西 「貴方ね。ぶつかったのと頭突きでは全然違うよ。頭がぶつかるって言うのは、近づいて無いとならないんだ。整合性あわないでしょう」
S 「いや、その時のことをご説明させて頂くと…」
何でも彼が言うには、解散と言う指令が有った後、創価学会の人間との揉め事があったそうだ。彼はずっとそれを一生懸命止めて来た直後だったとの事。それで興奮していた、との事。
西 「でも君、主権回復のS木と名乗ったっていうじゃないか」
S 「主権回復とは名乗っておりません」
あ、この野郎。その二。
私 「言いましたよ。私が貴方の言葉を言いますよ。貴方は私が誰だと聞いた事に、最初に"主権回復の者です"って仰った!名前は名乗らなかったんですよ。ただ"主権回復の者だ"と仰った!」
S 「いえ、そうではなく、支援者と」
私 「余計な言葉を後から挟まないで下さいよ!」
西 「主権回復と名乗ったんじゃないの」
S 「主権回復の支援者だと申しました」
はい、この野郎三回目。パス三回ゲームオーバーで御座います。これは強く出るしか有りませんね。
私 「嘘です。嘘つきだ、貴方は。はい駄目。駄目ですね、決裂です決裂。これ以上は無駄」
ギャンギャン言ってる私とは対照的に、到って静かな西村代表、少し間をおいて。
西 「君ね。一番愚かな事は嘘をつくこと。やったならやったできちんと本当の事を言わないと、片付かないよ。富田さんは刑事事件にすると仰ってるんだから、行く所まで行くぞ」
ここらの事は、当然前もって西村代表と話しておりましたが、これ、私が言っても駄目なんですよね。
彼が"主権"に賛同し、応援したくて参加していた点に偽りは無いと思うのです。最終的に何かを決めたり止めさせたりするキイは、当然"主権"の代表の、西村御大でなければなりません。
多分、ここがきっかけだったのでしょう。後は比較的スムーズでした。
ただ一つ失敗が。
私が非常〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜に間が抜けていました。
いきなり始まった会合ですっかり自分が持って行ったICレコーダを、この時点まで出すのをすっかり忘れていました。慌ててセットしたのは、西村代表がそれじゃ一回纏める、と仰った時でした。大体タイミング的には、これ以降くらいがデータで残っています。馬鹿なの死ぬの自分。
代表が目の前で「頭突きした事を認め、心より詫びる」と言う内容の詫び状を作成してくれ、これでいいかと見せてくれました。
私 「詫び状って言うかですね…これのあて先は当然私になる訳ですが、これ、"たまたま私だった"に過ぎないんですよね。あの時あそこに居たのがたまたま私だったから私になったけど、凡ての参加者に関係する事です。今迄も有ったようだし、これからもきっと有りますよ。で、ですね。
私はしつこく代表にまで話を持ち込んだけど、恐らく殆どの人が泣き寝入ります。そうしたらその人は確実に主権を悪く言いますよ。
何だかんだ言って、賛同した参加者を殴るような所だよ主権って。最低な団体だよ。そう言いますよ。で、これは否定出来ない。だって警察は全員、貴方を"主権のS木さんだ"と言った。貴方、そう認定されている人なんですよ。
その上貴方は主権を名乗った。貴方がやった事は、工作員のやる事なんですよ。分かります?
だから私の要求は、私自身も、今後の参加者の一人としても。二度と貴方に参加しないで欲しいですね、この活動に」
S 「はい、分りました」
早っ。
いやちょ、チョと待って。今私、凄く頑張って切り出したんだよ。相当ドキドキしたし、無駄にテンション高ぇし。なのに早い。早過ぎるよOKするの。
私 「早い。それは本心ですか。貴方の言葉軽すぎる。私、余りあっさりOKされても信用出来ませんね。口から出任せじゃないんですか」
S 「軽くはありません。本心です。私もずっとこの何日か考えて出した結論です」
後はラストまで一気で、思ったより呆気なく、会合は終了しました。
彼と約束した事は、「彼が主権回復を目指す会の凡ての抗議デモ、街宣などの活動には出てこない」と言う事。一応は親告罪の期限の半年間、私はしっかりチェックするので、その間に出てきたら速攻刑事告訴しますと、そう言う内容でありました。
まー、私の当初の目的は無事達成出来た訳で、今の時点では何の不満も有りません。ただね。
彼だって当然知ってる。診断書も出ていない傷害事件なんて成り立ちっこ無い事。私が例えば刑事告訴しても、そんなの多分不起訴で終わり。傷害だったら、本当は半年なんて枠は無い。私が分かっている事を、彼が分からない訳は無い。少なくとも、外れ者の漫画家より、そこらの事情には通じている筈です。
だから、彼は大人の判断をして退いたのだと思っております。ただ余りに呆気無さ過ぎて、私の違和感は拭えぬままなのですが。
その判断が、本当に誠意あるものであると祈ってます。
とまあこんな訳で、彼が自らの非を全面的に認め、主権の活動から身を引く事でお話は終わりました。
途中から加わって下さった紫藤氏が「会員と言うのをはっきり発表しておけばこう言う混乱も無かった」と言う内容のお話をなさってた(言い回しは全然違います)し、主権内のシステムも変って行くのかもしれません。
まあ、何はともあれ、現段階で凡て終了。
西村代表が即日私に対応して下さり、迅速に当人に話を通して下さったので、凡ての人間にとって最良の結果になったと思っております。
だってね。これ代表の立場だったら、いかなる対応も取れるんですよ。
例えば、「そんな奴知らない、関係ない」と言って突っぱねる事も出来るのです。勿論、この対応は最悪で、相手が売れない漫画家だから大した事にはなりませんが、実力者だったら団体の存続が危ぶまれる一大事にだって発展しかねません。でも、代表はそうされなかった。本当に良かったと思っております。
凡て済んで、ちょっと上機嫌の代表に夕飯をご馳走になって帰りました。
「ま、富田さんにそんなことしてただで済む訳は無いよな♪」
いやあの。それはどう言う意味ですか代表。騒がしいとか厄介とか多少自覚有りますが。
「いや、貴方はちゃんと道理を通す人だ」
……えーと。無難にほめ言葉と取らせて頂きます。代表。
本当に今回の一件では、代表含め色々な方にご心配、お手数をおかけしました。所々、誤解曲解等、お見苦しい点も有ったかと思いますが、平にご容赦の程お願いいたします。
また、各位に御礼を申し上げます。
あ、代表、有り難う御座いました!
ICレコーダが3時間近く録音してて、それが殆ど上記後の話で、臨時取材かと(笑。