強盗傷害罪に問われた住所不定で無職、斎藤政徳被告(62)の裁判員裁判で、横浜地裁は11日、懲役4年6月(求刑・懲役7年)を言い渡した。木口信之裁判長は判決で、争点の量刑に関し「相当に計画的な犯行」と指摘した。
判決によると、09年9月28日夜、パチンコ店で大当たりした60代女性を尾行し、川崎市高津区の路上で現金約15万円入りバッグを奪い、女性の肩などをけってけがをさせた。
判決後、裁判員6人(男性4人と女性2人)と男女各1人の補充裁判員全員が会見。男性裁判員(39)は「全員の意見をくみ取った結果にしてくれてよかった」と話し、5人が「また参加したい」と答えた。【杉埜水脈】
毎日新聞 2010年3月12日 地方版