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強盗傷害被告に懲役4年6月 裁判員裁判判決
パチンコ店で大当たりした女性に目を付け、自転車をぶつけて現金を奪ったなどとして強盗傷害罪に問われた住所不定、無職、斎藤政徳被告(62)の裁判員裁判の判決公判が11日、横浜地裁で開かれた。木口信之裁判長は「一連の犯行態様は相当危険かつ悪質」として懲役4年6月(求刑7年)を言い渡した。
木口裁判長は「当初から強盗を意図していたわけではないとはいえ、金銭を不法に手に入れることに執着した相当に計画的な犯行」と指摘。一方で、斎藤被告が反省していることや健康状態などをあげ、「被告のために考慮すべき事情もある」とした。
判決によると、斎藤被告は昨年9月、川崎市高津区の路上で、自転車で帰宅途中の女性=当時(67)=に自分の自転車をぶつけて転倒させ、現金約15万円などが入った手提げバックを奪った。女性は頭などに約2週間のけがを負った。