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【芸能・社会】

東方神起が活動休止!! メンバーの亀裂埋まらず…

2010年4月4日 紙面から

 韓国出身の人気5人組ボーカルグループ「東方神起」は3日、活動を休止すると、日本で所属する「エイベックス・マネジメント」を通じて発表した。同社は「今後もそれぞれ5人の活動に関して全力でサポートする」として、メンバーの音楽や出版など個人活動の窓口となる意向を示した。ただ、活動休止の理由や期間については明らかにしていない。

 東方神起をめぐっては、昨年、韓国の所属事務所「SMエンターテインメント」に対し、メンバー3人が専属契約の効力を停止する仮処分をソウル地裁に申請したことで、グループに亀裂が発生。韓国では活動休止状態となり、日本でも昨年末のNHK「紅白歌合戦」と今年元日のTBS系「CDTVスペシャルライブ」に出演したのを最後に、5人がそろうことはなかった。

 関係者は「メンバーおよびスタッフと何度も協議を重ねた結果、メンバーそれぞれの新たな夢や方向性に向かって歩んでいくこととしました」と話す。契約問題が解決しない限り活動再開は困難とみられ、最悪の場合は解散となる可能性もある。

 東方神起は05年4月に日本デビュー。これまでにシングル31枚と4枚のオリジナルアルバムを発売し、08年にはオリコンのシングルチャートで4作連続1位を獲得。シングルの総売り上げは約3000万枚に達する。

◆エイベックス社長 ツイッターで報告

 東方神起の所属レコード会社「エイベックス」の松浦勝人社長(45)はこの日、コミュニケーションツール「ツイッター」で、東方神起の活動休止についてつぶやいた。「僕にできる事はすべてしました。結果、苦渋の揚げ句、彼らが選択した決断を応援してあげることが最善と考え、羽ばたいていく彼らを、彼らが望むのであれば、僕はできる限りの事をしようと思っています。僕の立場がどうあれ、個人的な悲しみはトンペン(東方神起ファン)の皆と変わらないと僕自身は自負しています」としている。

 【東方神起の契約騒動】 昨年7月にメンバーのジェジュン(23)、ジュンス(24)、ユチョン(23)の3人が、韓国の所属事務所「SMエンターテインメント」との13年間にわたる長期契約の期間や収益の搾取など、契約内容の不公正を理由に同社との専属契約の効力を停止する仮処分をソウル地裁に申請した。

 3人の代理人側は「13年という専属契約期間は、事実上終身契約を意味する。契約期間のアルバム収益配分などSMから適当な対応を受けられなかった」と主張。申請は一部受理され、3人は収益配分など一部を除いて、自由に芸能活動ができるようになった。一方、リーダーのユンホ(24)とチャンミン(22)は現在もSMに所属している。

 

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