海岸に遺体、福岡市の不明32歳女性 死後切断、遺棄か(17日)
福岡市西区の能古島(のこのしま)北東の海岸で女性の遺体の一部が見つかった事件で、福岡県警は16日、DNA型鑑定などの結果、遺体は今月上旬から行方がわからなくなっていた同市博多区堅粕5丁目、医薬品卸会社員諸賀(もろが)礼子さん(32)と判明した、と発表した。県警は、何らかのトラブルに巻き込まれて殺害後に遺棄されたとみて、失跡前の状況などについて詳しく調べている。
捜査本部によると、遺体と諸賀さんの家族のDNA型鑑定の結果などから、遺体は諸賀さんと断定したという。司法解剖の結果、死亡したのは今月6~9日ごろとみられるという。
諸賀さんは今月5日夜に勤務先を退社したのを最後に行方がわからなくなっていた。帰宅した形跡はあるという。翌6日朝、参加予定だったゴルフコンペの集合場所に現れず、連絡がつかなくなった。7日朝に上司が自宅を訪ねても応答がなかったため、県警に届け出た。
諸賀さんの部屋は窓ガラスが割れていたが、玄関は施錠されており、室内には激しく争ったような形跡はないという。財布なども残っていた。携帯電話は見あたらず、不通の状態が続いているという。
諸賀さんの勤務先は取材に対して「これまで無断欠勤はなかった。いなくなる心当たりがない」と話している。
県警によると、15日午後、能古島で貝掘りをしていた地元の女性が、波打ち際に打ち上げられた遺体の一部を発見。見つかったのは腰付近で、両足の付け根と腹部の計3カ所が切断されていた。切断には同じ刃物が使われた可能性が高いという。遺体の2カ所に生前にできたあざがあった。死後に遺体を切断され、海に捨てられたとみている。
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