県が30日発表した県内の2月の完全失業率は8・1%と前月比で1ポイント、前年同月比で0・3ポイント悪化し、9カ月ぶりに8%台となった。完全失業者は5万4000人と前月比で6000人増。有効求人倍率は0・3倍で前月比0・02ポイント改善した。
完全失業者の求職理由別では「勤め先や事業の都合」が前月比7000人増の1万9000人だった。就業者数は61万6000人と前月比9000人減った。
新規の求人数は前年同月比5・9%(284人)増加。産業別ではコールセンターを含む情報通信業が44・1%、卸売り・小売業が44%増えており、沖縄労働局は全国の求人倍率が2カ月連続改善していることからも、県外の景気回復に伴い改善傾向が見込めるのではないかとしている。