鳩山総理大臣は総理大臣官邸で若手の農業関係者などと懇談し、今月からコメ農家を対象にした戸別所得補償制度が始まったことに関連して、平成23年度以降は対象を拡大し、地域で魅力ある農作物の生産が増えるよう支援したいという考えを示しました。
鳩山総理大臣との懇談には、若手の農家や海外で日本食のレストランを経営している人など10人が参加し、庭でバーベキューを楽しんだあと室内に移り、食と農業をテーマに1時間半程度意見を交わしました。この中で、出席者から、これまでの政府の農業政策について、「補助金の対象となる農作物が限られており、やりにくくなる制度だった」といった意見が出されました。これに対して、鳩山総理大臣は、今月から米農家を対象にした戸別所得補償制度が始まったことに関連して、「地域で頑張っている地域の主要作物に対して、戸別所得補償というのを私は導入すべきだと思っているから必ずやる。魅力ある作物にすることが大事だ」と述べ、平成23年度以降は対象を拡大し、地域で魅力ある農作物の生産が増えるよう支援したいという考えを示しました。