わたしが先週から懸念していたことが現実となりました。
広島市民のみなさん、広島市役所はいま正に「社会主義体制」へと突き進んでいます。
秋葉市長が好きとか嫌いとかの話のレベルではなくて、民主主義そのものが無視されていることが判明しましたヾ(▼ヘ▼;)
以下のRCC(中国放送)の報道文章をまずはご覧下さい。
2020年の夏のオリンピック招致で、広島市が施設整備の検討状況を明らかにしました。28の競技のために39の会場を設けますが、このうち17の会場は新しい施設を作るとしています。3月31日の臨時議会では説明されておらず、今後、論議を呼びそうです。
「2日、広島市役所のこちらの部屋で広島市とJOCの協議が非公開で行われました。この中で広島市は具体的な施設整備の検討状況を示し、17の会場は新しい会場を作って対応する考えを示しました」(藤原大介記者)
「確保すべき会場数は39と考えている。そのうち広島市及びその周辺で現有施設で開催可能は14。8施設は県外施設の活用で対応、残りは要するに新設なんですよ」(広島市の担当者・JOCとの協議後)
広島市は、JOC(日本オリンピック委員会)の市原専務理事にこうした内容を説明。
さらに、IOC基準で4万室とされる大会関係者の宿泊施設についてもメインスタジアム候補のビッグアーチから50キロの圏内で確保は可能と伝えました。ただ、広島市内はこのうち1万1400室で、県外や離島も含まれています。
「今言った数字は、検討段階の途中で想定して一番合理的と今、われわれが思っているような条件の中で考えれば、こういうことになるんではないかという想定」(広島市五輪招致検討担当 岩崎静二部長)
31日の臨時議会では、基本計画を作る費用などのオリンピック予算がほぼ全額復活しましたが、広島市は、2日のような具体的な説明はしませんでした。秋葉市長の説明責任を問う声が市議会で高まるのは必至です。
「いろいろとアドバイスをしてやっていけば28施設がうまく納まるんじゃないですかね」(JOC 市原則之専務理事)
JOCの市原専務理事は、報道陣に対し、「ヒロシマ・オリンピックは開催できる」という見解を示しました。
ただ、広島市は、財政負担については説明しておらず、2日の構想がそのまま実現可能かどうかは不透明です。
これに先立って、市原氏は、秋葉市長と面会しました。
「予算の件でわれわれもほっとしております」(JOC 市原則之専務理事)
「いろいろご心配いただきましてありがとうございます」(広島市秋葉忠利市長)
市原氏は、「2016年のオリンピック招致活動で東京都が残した遺産は大きい。まだ熱いうちに生かしてほしい」と話し、広島市の招致検討でオリンピックをめぐる国内世論が盛り上がることに期待感を示しました。
「予算のことでたいへんご苦労なさってるようですが、非常に強い意志力でですね、オリンピックをやりたいんだという気持ちが伝わってきましたから、非常に、われわれとしましたら心強く思ってます」(JOC 市原則之専務理事)
JOCは、来年夏に日本の国内候補地を決定する方針です。
<以上で終わり>
これまでの経緯についてはこれまでにタップリ書いてきましたので、秋葉市長の再議権行使までの流れはご理解頂けているとは思いますが、私は昨日のJOC市原専務理事との会談で、
「よもや広島市議会、広島市民が聞かされていないような内容を披露するんじゃないだろうな?」
と強く懸念していたのですが、やっぱりそういうことでした。はい。。
ようは、秋葉市長は議会や市民に隠し事をして、再議権まで行使し、ヒロシマオリンピック招致検討予算を認めさせたということなんです。また、その思惑に過半数もの議員が乗っかり、お花畑議論をもっともらしく展開してきたんです。
いまの秋葉市長の頭には、議会の重みはもとより、広島市民の生命財産を守るというご認識がないのでしょうか?
JOCの市原専務理事も「予算の件でわれわれもほっとしております」なんて、ノンビリしたこと仰ってますが、そんな他人事のようなことを簡単に言ってほしくありません!しかも広島出身の方でしょう。私の大学の大先輩でもありますが。
こうして、民主主義的な手続きは一切省略し、まずは既成事実だけをつくり、そこへむけ権力・権限を最大限利用し、ことあるごとに「法律・条例で認められている」を自論とされ、社会通念上の常識を全く顧みられることなく、強制的ともいえる手段で市政を運営される姿勢に対し、再議権というか猜疑心が芽生えてくる昨今です。
こんな方だったのかなぁ~、、と今もって不思議に思うのですが、今回の一連の秋葉市長の独裁的な振る舞いは、一広島市民として、一議会人として無視できないし、看過してはならないと強く感じます。
こうした市長の議会や市民への背信行為を認識しつつも、ここ広島市での社会主義体制確立を希求する議員さん達は「お花畑」感覚で傍観されているのかどうか分かりませんが、3月31日の臨時議会における「まやかし修正案」に同調したその責任は重いし、6月議会にむけて、心ある、市民益を追及する議員たちと行動を共にして、どう対応していくかを決めていきたいと思います。
また更新します☆