対話で平和を！日朝関係を考える神戸ネットワークの高橋です。
3月29日に開催した「朝鮮学校への差別を許さない！高校無償化を考える
緊急兵庫県民集会」を報告します。なお、4月8日には上京して民主党、
文部科学省に要請します。
集会は、会場の神戸市勤労会館大ホールがいっぱいになる500名の参加で、
内容も熱気あふれる集会として成功しました。正確にはわかりませんが、日
本人と在日朝鮮人と同じくらいの参加だったのではないかと言われています。
開催趣旨
避難所でのエピソードを交えながら、阪神大震災を経験した兵庫県民は
この15年間、「外国人が住みやすいまちをつくれば、そこは日本人にとても
住みやすいまちになる」というコンセンサスを作ってきた。多文化共生
社会ということばも定着した。井戸兵庫県知事の「朝鮮学校をほかの外国人
学校と差を設ける必要はない」という発言はだからこそ出てきたし、知事や
朝鮮学校への脅迫は、多文化共生のまちづくりを進めてきた私たち自身への
脅迫だ。3月6日に同胞集会が開催されたが、この問題は日本社会の問題なの
だから日本人が前に出ようと話し、日朝友好兵庫県民の会が各方面に呼び
かけ、共催団体が全部で23団体になった。行政も含めて、多文化共生のまち
づくりに関わったすべての人々に参加してもらい、朝鮮学校の高校無償化を
実現しよう、と呼びかけました。
次に、一橋大学名誉教授の田中宏さんが「高校無償化の朝鮮学校生除外は
許さない」と題して講演。
1965年の文部次官通達は「民族性または国民性を涵養することを目的とする
ものは、各種学校としても認可するべきでない」と規定し、いまだに変えて
いない。しかし地方自治体が高校までの学校の認可権をもっているので、
外国人学校は全国で各種学校として認可され、各種体育大会の参加や自治体
の補助金を実現してきた。大学入学資格問題は各大学の実践に規定されて
文部科学省も対応を変えてきたが、寄付金への税制優遇措置などについては
なかなか認めない。
もともと高校無償化とは、国際人権規約の社会権規約に明記されているのを
日本政府は留保してきたが、野党だった民主党が留保の解除を目的に法案
を作ったもの。だからもともと外国人学校を含むものだった。これが実現す
れば初めて中央政府がお金を外国人学校に出すことになり、画期的なもの。
高校無償化のあとにはぜひ税制優遇措置などの懸案を前進させようと考えて
いる。
政府は日本の高校との同等性を問題にしているが、これまで文部科学省は
大学入学資格問題などで、「修業年数が3年以上で総授業時数が2590時間
以上の専修学校高等課程修了」といった形で、外形的客観的基準で判断して
きており、今回行っているような教育内容を審査するというのは大きな問題だ」
と、高校無償化の歴史的意義や政府の対応の問題点を明らかにしました。
次に各界からのアピール
� ／生幼�鮮高級学校2年 林優花（リム ウファ）さん
これまで自分は応援してくれる日本人は知っていても差別されたことはなか
った。でも高校無償化の問題で朝鮮人に対する差別を初めて実感し悲しかっ
た。そして学校に脅迫状が届き、学校だけでなく私たち自身の存在までもが否
定された。自分につながる人々や文化を誇りに思うという当然のことを認めて
ほしい。
�◆”穎�市教職員組合書記長 重近和弘さん
30年以上前に、姫路朝鮮問題研究会をつくり、朝鮮学校を支援してきた。
今回の問題では全ての高校生に授業料減免を求める要望書を独自に作成し
文部科学省に3月11日に提出した。
�� 神戸学生青年センター館長 飛田雄一さん
兵庫県ではすべての外国人学校がいっしょになって外国人学校協議会を
結成して、阪神大震災からの復興をしてきた。多文化共生社会を作ってき
たからこそ、朝鮮学校への差別をやめさせる取り組みをつくろう。
�ぁ／生融垈餤聴� 小林るみ子さん
朝鮮学校をささえるおんなたちの会を作って朝鮮学校を支援している。神
戸市会でも市長に朝鮮学校を無償化の対象にする見解をあきらかにするよ
う求めたが、理解を得られなかった。
次に、朝鮮学校を高校無償化の対象に！という集会決議文を山村ちずえさんが
提案し、賛同を得ました。決議文については、来週中に文部科学省に直接提出
できるよう国会議員に調整してもらっています。
最後に日朝友好兵庫県民の会の杉田幹事長が、配布した文部科学省への要請
ハガキを必ず投函することと、集会名称を「高校無償化へ行動を起こす兵庫
県民緊急集会」に変更することを提案し確認されました。
なお、集会の共催団体は以下の通り。
日朝友好兵庫県民の会、対話で平和を！日朝関係を考える神戸ネットワーク、
神戸学生青年センター、兵庫県教職員組合、部落解放同盟兵庫県連合会、朝鮮
学校をささえるおんなたちの会、被災地NGO協働センター、神戸国際キリスト
教会・神戸国際支援機構、日朝友好促進兵庫県議会議員連盟、姫路朝鮮問題
研究会、朝鮮学校をささえる宝塚市民の会、尼崎の朝鮮学校をささえる会、尼崎
日朝友好協会、ひょうご部落解放・人権研究所、劇団水曜日、日朝友好促進尼
崎市議会議員連盟、自治労兵庫県本部、4.24阪神教育闘争記念碑を建てる会、
花こころ学習会、姫路労音、神戸YWCA平和活動部会、在日コリアン青年連合兵
庫地方協議会、在日韓国民主統一連合兵庫本部 以上23団体
よろしければ、下のマークをクリックして！
3月29日に開催した「朝鮮学校への差別を許さない！高校無償化を考える
緊急兵庫県民集会」を報告します。なお、4月8日には上京して民主党、
文部科学省に要請します。
集会は、会場の神戸市勤労会館大ホールがいっぱいになる500名の参加で、
内容も熱気あふれる集会として成功しました。正確にはわかりませんが、日
本人と在日朝鮮人と同じくらいの参加だったのではないかと言われています。
開催趣旨
避難所でのエピソードを交えながら、阪神大震災を経験した兵庫県民は
この15年間、「外国人が住みやすいまちをつくれば、そこは日本人にとても
住みやすいまちになる」というコンセンサスを作ってきた。多文化共生
社会ということばも定着した。井戸兵庫県知事の「朝鮮学校をほかの外国人
学校と差を設ける必要はない」という発言はだからこそ出てきたし、知事や
朝鮮学校への脅迫は、多文化共生のまちづくりを進めてきた私たち自身への
脅迫だ。3月6日に同胞集会が開催されたが、この問題は日本社会の問題なの
だから日本人が前に出ようと話し、日朝友好兵庫県民の会が各方面に呼び
かけ、共催団体が全部で23団体になった。行政も含めて、多文化共生のまち
づくりに関わったすべての人々に参加してもらい、朝鮮学校の高校無償化を
実現しよう、と呼びかけました。
次に、一橋大学名誉教授の田中宏さんが「高校無償化の朝鮮学校生除外は
許さない」と題して講演。
1965年の文部次官通達は「民族性または国民性を涵養することを目的とする
ものは、各種学校としても認可するべきでない」と規定し、いまだに変えて
いない。しかし地方自治体が高校までの学校の認可権をもっているので、
外国人学校は全国で各種学校として認可され、各種体育大会の参加や自治体
の補助金を実現してきた。大学入学資格問題は各大学の実践に規定されて
文部科学省も対応を変えてきたが、寄付金への税制優遇措置などについては
なかなか認めない。
もともと高校無償化とは、国際人権規約の社会権規約に明記されているのを
日本政府は留保してきたが、野党だった民主党が留保の解除を目的に法案
を作ったもの。だからもともと外国人学校を含むものだった。これが実現す
れば初めて中央政府がお金を外国人学校に出すことになり、画期的なもの。
高校無償化のあとにはぜひ税制優遇措置などの懸案を前進させようと考えて
いる。
政府は日本の高校との同等性を問題にしているが、これまで文部科学省は
大学入学資格問題などで、「修業年数が3年以上で総授業時数が2590時間
以上の専修学校高等課程修了」といった形で、外形的客観的基準で判断して
きており、今回行っているような教育内容を審査するというのは大きな問題だ」
と、高校無償化の歴史的意義や政府の対応の問題点を明らかにしました。
次に各界からのアピール
� ／生幼�鮮高級学校2年 林優花（リム ウファ）さん
これまで自分は応援してくれる日本人は知っていても差別されたことはなか
った。でも高校無償化の問題で朝鮮人に対する差別を初めて実感し悲しかっ
た。そして学校に脅迫状が届き、学校だけでなく私たち自身の存在までもが否
定された。自分につながる人々や文化を誇りに思うという当然のことを認めて
ほしい。
�◆”穎�市教職員組合書記長 重近和弘さん
30年以上前に、姫路朝鮮問題研究会をつくり、朝鮮学校を支援してきた。
今回の問題では全ての高校生に授業料減免を求める要望書を独自に作成し
文部科学省に3月11日に提出した。
�� 神戸学生青年センター館長 飛田雄一さん
兵庫県ではすべての外国人学校がいっしょになって外国人学校協議会を
結成して、阪神大震災からの復興をしてきた。多文化共生社会を作ってき
たからこそ、朝鮮学校への差別をやめさせる取り組みをつくろう。
�ぁ／生融垈餤聴� 小林るみ子さん
朝鮮学校をささえるおんなたちの会を作って朝鮮学校を支援している。神
戸市会でも市長に朝鮮学校を無償化の対象にする見解をあきらかにするよ
う求めたが、理解を得られなかった。
次に、朝鮮学校を高校無償化の対象に！という集会決議文を山村ちずえさんが
提案し、賛同を得ました。決議文については、来週中に文部科学省に直接提出
できるよう国会議員に調整してもらっています。
最後に日朝友好兵庫県民の会の杉田幹事長が、配布した文部科学省への要請
ハガキを必ず投函することと、集会名称を「高校無償化へ行動を起こす兵庫
県民緊急集会」に変更することを提案し確認されました。
なお、集会の共催団体は以下の通り。
日朝友好兵庫県民の会、対話で平和を！日朝関係を考える神戸ネットワーク、
神戸学生青年センター、兵庫県教職員組合、部落解放同盟兵庫県連合会、朝鮮
学校をささえるおんなたちの会、被災地NGO協働センター、神戸国際キリスト
教会・神戸国際支援機構、日朝友好促進兵庫県議会議員連盟、姫路朝鮮問題
研究会、朝鮮学校をささえる宝塚市民の会、尼崎の朝鮮学校をささえる会、尼崎
日朝友好協会、ひょうご部落解放・人権研究所、劇団水曜日、日朝友好促進尼
崎市議会議員連盟、自治労兵庫県本部、4.24阪神教育闘争記念碑を建てる会、
花こころ学習会、姫路労音、神戸YWCA平和活動部会、在日コリアン青年連合兵
庫地方協議会、在日韓国民主統一連合兵庫本部 以上23団体
よろしければ、下のマークをクリックして！
自国の教育をしていない高等学校に
金をつぎ込むお人よしがどこにいるのかと
もうねアホかと
馬鹿かと
差別じゃなくて「区別」だろうｊｋ