転落死:走行中にハッチ開き車椅子ごと車外に 津の82歳

2010年4月4日 1時23分 更新:4月4日 9時11分

 3日正午ごろ、津市久居新町の商業施設「ポルタ久居」の立体駐車場3階で、同市新家町、津税務署職員、吉野浩彰さん(48)運転のワゴン車のハッチが走行中に開き、後部座席から母ひなえさん(82)が乗っていた車椅子ごと車外に転落した。ひなえさんは頭を強く打ち約5時間後に死亡した。県警津南署が、車椅子が固定されていたかなど原因を調べている。

 同署によると、ワゴン車は3列シートで、ハッチを開けて3列目のシートを倒し、車椅子を車に乗り入れる専用のレールを敷いて乗り降りしていた。吉野さんは「ハッチはしっかり閉めたつもりだった」と話しているという。【福泉亮】

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