望 〜都の空から
東京の魅力や四季の彩り、さらに課題も空撮で紹介します
【政治】与謝野、平沼氏が新党 8日にも結成、共同代表に2010年4月4日 朝刊 自民党の与謝野馨元財務相、園田博之前幹事長代理と、無所属の平沼赳夫元経済産業相は三日、それぞれ結成を目指してきた新党を一本化する方向で最終調整に入った。新党の代表(党首)は与謝野、平沼両氏が共同で務め、八日にも旗揚げする方針だ。 与謝野氏は三日、自民党本部で谷垣禎一総裁に七日付の離党届を提出。園田氏も近く離党する意向だと伝え、新党結成の準備を急ぐ考えを表明した。 一方、平沼氏に近い藤井孝男元運輸相も党執行部に離党する意向を伝えていたことが判明。藤井氏も新党に合流するとみられる。 与謝野氏らは離党組の鳩山邦夫元総務相との連携を模索し、複数の自民党議員の参加も取りざたされている。最終的に政党要件を満たす国会議員五人を超える見通しだ。 新党は夏の参院選で自民党支持から離れた保守層を取り込み、民主党の単独過半数獲得を阻止するのが目標。与謝野氏らは自民党議員の引き抜き工作には消極的で、大量の離党者は出ない情勢だが、二人の実力者の離党と新たな保守政党の誕生により、谷垣氏の一層の求心力低下と党内の動揺は避けられない。 与謝野氏は谷垣氏との会談で「アッと驚く若手起用や厳しい政権与党攻撃をする必要がある」と要求。谷垣氏は会談後、記者団に「残念だ。成果を出すよう頑張るしかない」と述べた。 園田氏は三日、地元の熊本県山都町で支持者らに「別の党をつくって(自民党と)左右から民主党を挟み撃ちにする」と強調した。
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