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【格闘技】

亀父謝罪!! 怒りの真相も激白 JBCに上申書提出

2010年4月3日 紙面から

 亀田3兄弟の父・史郎氏(44)と亀田ジムの五十嵐紀行会長(35)は2日、日本ボクシングコミッション(JBC)に、WBCフライ級王座統一戦(3月27日)で興毅が敗れた試合後の史郎氏の暴言についての謝罪と、経緯を説明した上申書を提出した。

 上申書では、史郎氏の暴言について「亀田史郎より、一部不穏当な発言があったことは弁明することのできない事実であり、深くお詫び申し上げます」と謝罪。一方で、史郎氏が安河内氏に抗議するにいたった経緯を説明し、この世界戦に「公正性を著しく疑わせる事情が存在したことも事実」と訴えた。

 公正性を疑わせる事情として、亀田側は(1)スーパーバイザーが対戦相手国(タイ)のタンガラジャ氏に変更され、その後、安河内氏もスーパーバイザーに就いたこと(2)試合前日に、ポンサクレック陣営の一員がレフェリーに部屋番号を聞き、また同夜、同陣営の4人がスーパーバイザーのタンガラジャ氏の部屋を訪問したにもかかわらず、WBCは厳重注意にとどめたこと(3)第5ラウンドに興毅が負傷した2度のバッティングについて、レフェリーが2度ともポンサクレックからの1点減点を各ジャッジに指示したのに減点は1点にとどまり、試合後に2点減点指示はレフェリーの誤解だったと発表、レフェリーの専権を侵害した疑いがあること−の3点を強調した。

 今後は、東日本ボクシング協会が6日に緊急理事会、JBCが7日に倫理委員会を開き、史郎氏、五十嵐会長の処遇を検討する。

 

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