ロッテルダム港で2日、鯨肉を積んだ船の係留ロープをよじ登るグリーンピースの活動家ら。グリーンピース提供=AP
オランダのロッテルダム港で、日本への鯨肉輸送を阻止しようと、国際環境保護団体グリーンピースの活動家が鯨肉を積んだ船の係留ロープにぶらさがるなどの抗議行動をした。グリーンピース提供=AP
オランダのロッテルダム港で2日、日本への鯨肉輸送を阻止しようと、国際環境保護団体グリーンピースの活動家が鯨肉を積んだ船の係留ロープにぶらさがるなどの抗議行動をした。AP通信などが伝えた。妨害を受けて船は出航を一時中止し、鯨肉を積んだコンテナを下ろした。鯨肉は現在、港で保管されているという。
グリーンピースがAPなどに語ったところによると、船は13頭分のナガスクジラの肉を積んでアイスランドを出港し、ロッテルダム経由で、日本へ向かう途中だった。鯨肉をどうするかは未定という。
活動家らは同日午前4時半ごろから妨害行動を始め、約7時間にわたって係留ロープにしがみつくなどした。船会社側は「適正な検査を受けており、輸送は法的にも問題はない」としている。地元警察が活動家から事情を聴いたという。