参院 時効制度見直しへ審議
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参院 時効制度見直しへ審議

4月1日 16時34分

殺人などの凶悪事件の時効制度の見直しを盛り込んだ刑事訴訟法などの改正案は、1日から参議院の法務委員会で審議入りし、千葉法務大臣は「長期間、刑事責任を追及すべきだという意識が国民の間で共有されている」と述べ、法案の早期成立を求めました。

この法案は、人を死亡させた罪のうち、最も重い刑が死刑に当たる殺人や強盗殺人など、12の罪については時効を廃止するほか、死刑に当たらない罪は、これまでの時効期間を2倍程度に延長するとしています。また、こうした時効の廃止や延長は、すでに時効が進行しているものの、法律が施行される時点で時効がまだ成立していない犯罪については、さかのぼって適用するとしています。法案は参議院で先に審議に入り、1日に開かれた法務委員会で、千葉法務大臣は「時間の経過によって一律に犯人が処罰されなくなるのは不当で、長期間にわたって刑事責任を追及することができるようにすべきだという意識が、国民の間で広く共有されている」と述べ、法案の早期成立を求めました。