中国の航空各社、相次ぎ済州便就航

 中国の航空会社が、4月から済州行きのチャーター便を運航する。今年30万人を見込む中国人観光客の誘致に追い風だ。

 済州観光公社によると、中国東方航空、南方航空、深セン航空の3社が韓中両国の旅行社と提携し、4月から済州と中国を結ぶチャーター便を運航するという。

 東方航空は4月2日から1カ月間、済州-北京路線でチャーター便を運航し、10月までは山西省太原-済州路線でチャーター便を運航する計画だ。済州-北京路線は、今年2月から3月にかけて2カ月間中断していた。

 深セン航空は4月7日から11月4日まで毎月4、7の両日に、済州-重慶路線でチャーター便を運航する予定。

 3月29日から済州と河南省の省都・鄭州を結ぶ路線にチャーター便を就航した南方航空は、今年10月29日まで毎月1、5の両日に同便を運航する予定だ。

 中国の航空会社がこのように済州-中国路線に相次いでチャーター便を投入したのは、世界遺産に登録された済州の自然をめぐる観光需要が増加したためとみられる。これに先立ち済州道は、済州観光公社と共同で、3月9-11日にかけて、中国の新興開発地域である太原地域と陝西省西安の国際観光博覧会に参加し、観光客誘致のためのPR活動を展開した。

 現地の観光説明会では、ビザなしで楽しめる済州旅行の利点や、世界遺産(自然遺産)、滞在型旅行のプログラムなどを集中的にPRした。

 済州道は今年、中国人観光客の誘致目標を30万人としている。今年に入り2月までに済州を訪れた中国人観光客は3万9243人で、前年同期の2万4837人から58%増加した。

オ・ジェヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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