女子中学生を脅迫し8年間性的暴行、34歳男逮捕 /水原

 京畿道水原南部署は31日までに、インターネットのチャットで8年前に知り合った女子中学生を脅し、数百回にわたり性的暴行を加えてきた男(34)を逮捕した。

 容疑者の男は26歳だった2002年1月ごろ、チャットサイトで当時中学2年だった被害者(23)と知り合い、性的関係を持って以降、8年間にわたり、「両親や学校に事実をばらす」などと脅迫し、性的暴行を続けていた疑い。

 調べによると、容疑者は被害者の担任教師名などを調べ、全羅北道益山市在住の被害者を脅迫。交通費も与えずに多い時には週に1-2回、水原市まで呼び付け、性交渉を持っていた。被害者は「大学1年の夏休みまで会ってくれれば関係を清算する」という容疑者の言葉を信じ、長年耐えてきたが、06年に被害者が大学1年になっても約束は守られず、被害者が大学を卒業するまで犯行が続いたという。

 容疑者は成人になった被害者を脅迫するため、携帯電話で「テレフォンセックス」を録音したり、性交渉の場面を撮影した動画12本を作成するなどしていた。容疑者は日雇いの仕事で生計を立て、水原市内のモーテルを転々とする生活を続けてきた。被害者は一度妊娠と中絶を経験したが、容疑者は「自分の子供ではない」として無視したという。

 容疑者はまた、チャットで被害者のような暴行対象をほかにも探そうとしたが、いずれも失敗したとされる。

 捜査関係者は「容疑者は被害者が連絡しないと、1日に80回も電話をかけるなど強い執着を示していた。大人になっても性的暴力から抜け出せなかった被害者は、性的暴力相談所でカウンセリングを受け、警察への通報を決心した」と説明した。

水原=梁熙東(ヤン・ヒドン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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