社会メニュー

ここから本文

社会社会のRSS

切断遺体は32歳OL…周辺トラブル判明 (2/2ページ)

2010.3.17 05:04
操作メニューをスキップして本文へ

 プロ野球、福岡ソフトバンクの本拠地、ヤフードームからも約5キロの博多湾に浮かぶ能古島で発見されたバラバラ遺体。開幕ムード一色だった博多っ子も思わず震え上がる猟奇事件の発生だ。

 捜査本部によると、遺体は死後1週間から10日とみられ、諸賀さんが殺害された後に遺棄された疑いがあるとみて調べている。

 さらに捜査関係者によると、諸賀さんはインターネットの会員制サイトに昨年末「交通事故の相手と紛争になり、困っている」という内容の書き込みをしていた。紛争相手とみられる人間が自宅の前まで来たとの記述もあり、捜査本部が事件との関連を調べている。

 捜査本部によると、諸賀さんはアパートに1人暮らし。5日午後7時に勤務先の大手医薬品卸会社を出たことが確認されているが、翌日に予定されていた同僚らとのゴルフに姿を見せず連絡が取れなくなり、会社の上司が7日に警察に届けた。

 県警が調べたところ、諸賀さん方の窓ガラスが内側から割れていた。室内に物色の形跡はなく、財布や車も残されていた。近所の住民によると、諸賀さんの行方が分からなくなったころに、諸賀さんの部屋から男女の言い争う声やガラスの割れる音が聞こえたという。

 福岡県那珂川町にある諸賀さんの実家近くの住人によると、諸賀さんは高校まで実家で暮らし、他県の大学へ進学。きょうだいがたくさんいるにぎやかな家庭に育ったという。諸賀さんの母親と顔見知りという女性(65)は「娘さんたちが年頃になって、『きれいになったね』と話したら、お母さんはうれしそうにしてたのに、こんなことになって…」と肩を落とした。

 諸賀さんの遺体は15日、福岡市西区の能古島の海岸に漂着しているのが見つかった。下腹部から大たい部までの胴体の一部で、鋭利な刃物のようなもので切断されていた。捜査本部は16日に現場や周辺を捜索したが、上半身などほかの部分は見つかっていない。




企画特集

注目サイト