人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 番外編「全てが1つになるように・・・」
ある日・・・社員たちは社長室に呼ばれました。。。 それぞれに掛けられた言葉は同じ・・・・・・ 「君達に、そろそろ学んで欲しいことがあるんだ。 後で、みんなと一緒に社長室に来てくれないか?」 と、ただそれだけを言い残して。 いつものⅠ社長らしくない神妙な面持ちだったことを、 彼らは今でも覚えているそうです。 ある程度、仕事も片付いて、社員が自主的に社長室の前に集まり始めました。 まるで、みんな同じ事を考えていたかのように、ほとんど全く同じようなタイミングで・・・ 前以て、Ⅰ社長の表情から「多分、普通の話じゃないだろうな」と決意を決めて社員たちは扉を開けました。 この時「とうとう私はクビか・・・」と考えていたのはⅦ君だけだったことは、秘密にしておいてあげてください。 社員一同「失礼致します」 Ⅰ社長「ああ、お疲れさま。。。どうぞ、そこに掛けてください」 社長が指差したソファーに、大人しく社員が腰を掛けました。 Ⅶ君一人だけ、そわそわとしながら、他の社員よりも送れて腰を掛け始めました。。。(^^; Ⅲ「あの〜・・・話って、何なのでしょうか?」 社員の中でも一番血気盛んなⅢさんは、思わず単刀直入に問い始めました。。。 他の社員の顔色も、そんなに宜しくありません。みんな、気にしているのでしょう。 「なぜ、呼び出されたのか?」を。。。 しかし、そんな社員のうろたえている姿には目も刳れず、Ⅰ社長は淡々と応えを返し始めました。 Ⅰ社長「ああ、実は君たちの為に、仕事部屋をいくつか用意したんだ。良かったら使ってくれ」 社員一同「・・・・・・・・・・・・え???・・・はいっ??????」 Ⅰ社長「ああ、その部屋で好きなように仕事を楽しんでくれ。 きっと今の君達ならば、出来るはずだと信じているからね」 いきなりの思わぬ返答に驚きを隠せない社員たちでしたが、 少しⅠ社長の言葉も緊張感を含んだ物言いになっていました。 少し・・・・・・・・・いや、、、かな〜〜〜り「イヤな予感」がしました。。。。。。 Ⅰ社長から言われた、呼び出しの際に使っていた言葉 『学んで欲しいことがあるんだ』 学ぶ?・・・・・・何を??? それと「部屋を与える」ということに、いったい何の関係が? それを見抜いていたのは冷静なⅥさんです。 社員一同「・・・・・・・・・・・」 Ⅵ「あの〜〜〜、社長。率直に伺って申し訳ありませんが、 今回はどのようなご意向があってのことなのでしょうか・・・?」 Ⅰ社長「・・・・・・まぁ、まったく説明をせずに、、、というわけにもいかないか。。。」 相手がⅢさんならウマくはぐらかされている所でしょうが、相手が冷静なⅥさんだったことに、 Ⅰ社長も余計な二言などは発さず、淡々と本題を語り始めました。 Ⅰ社長「実は、君達にはこれから【別々の部屋】で【今まで通りの仕事】をしてもらおうと思ってね。 そのために部屋を用意したのだよ」 ・・・意味が分かりません。 今まで通りの仕事で良いのなら、別に今まで通り同じ部屋で仕事をしていても良いじゃないですか。 そう言いたげなⅢさんを、表情だけで見抜いたⅥさんが、 (暫く相手の話を黙って聞きなさい)と目で合図を送りました。 Ⅰ社長「君達が、どの程度まで仕事を習得出来るのかを、今までずっと試していたのだと、 そう言った方が正しいのかもしれない。。。黙っていて、すまなかった」 ・・・そう言われたら何も言い返せません。。。とばかりにⅢさんの表情がコロッと変わりました。 Ⅰ社長「君たちが今までやってきた仕事というのは【同時に重ね合わせる】ものばかりで、 実は【バラバラに作ったものを重ね合わせる】という『本来の作り方』を教えてはいなかったのだよ」 Ⅲ「じゃあ、今までの仕事は、何だったって言うのですか?!」 Ⅵさんが止める間もなく、Ⅲさんが社長に噛み付いてしまいました。。。 しかし、これにも微塵も動じず、Ⅰ社長は静かに、しかし重々しい口調で、こう返しました。 Ⅰ社長「これから君達に【本当の大仕事】をしてもらうために、ほぼ必ず必要な準備だよ。。。」 Ⅲ「・・・・・本当の、、、大仕事・・・?」 Ⅰ社長「ああ・・・これからは、大変な仕事ばかりになるぞ。。。? そのために必要な練習期間だったのだと思っておいてくれ。 これから君がもっと頑張るためにも必要なことだったんだ」 Ⅲ「・・・・・・・・・・・・」 ・・・・・・さすが社長(^^; 冷静です。 Ⅰ社長「今まで、君達に練習をしてもらっていたものは【同時に重ね合わせる】というもの。 これは【和声法】と言うものです。しかし、現実的には和声法におけるコード表記(進行)というものは、 【ただの結果】のようなもの。。。 例えば「結果=ⅣM7」と言われても、その形式は様々・・・(以下、コード表記ではなく単音) 「1トラック目=Ⅰ→Ⅵ→Ⅱ→Ⅵ※転回(ベース)」 「2トラック目=Ⅳ+Ⅵ→Ⅰ+Ⅲ→Ⅲ+Ⅵ→Ⅲ+Ⅰ(ボイシング)」 「3トラック目=Ⅳ Ⅵ・・・→Ⅵ Ⅰ・・・→Ⅰ Ⅲ・・・→Ⅲ Ⅰ Ⅵ Ⅲ(アルペジオ)」 これもコードネームは「ⅣM7」です。 そして今回、君達に与えた【1つ1つの部屋】のことを【トラック】と言います。 つまり【全てのトラックの合計=ⅣM7】になっていなければ「それは間違いかもしれない」ということになります。 ※トライアドの5度省略・Ⅴ7の7度省略・Ⅴsus4(9)の5度省略などの、省略による例外を除く 君達は「Ⅴ本部長のマネ」をして、これからもっと頑張りたいのだよね? そうなると、最低限「ベースの部屋」と「それ以外の部屋」を分けることになるのですよ。 ※ドミナント・モーション連発におけるベース進行は、ほぼ全て完全4度か完全5度の強進行になってしまうため、 【ト音記号のトラック】と【ヘ音記号のトラック】は『連続する転回』に備えて分けておいた方が良い。 ※※但し、この考え方は【作ったデータを後から2つのトラックに分けることが困難なシーケンス】や 同じく「1つの五線譜を後からベース・その他の譜面に分ける機能などが付いていない場合」のもの ※※※『どのみち使う音源が違うわけなのでトラックは2つ以上に分かれるだろう』という事も指している。 もちろん、基本的なコード進行のルールを大幅に間違えていても間違いです。 これらの両方が正しくなければいけません。 この「部屋毎に分けて制作する=合わせれば意図した和声コードの結果になるようにあらゆる作り変えをして、 そして作品に合わせた作り方をした上で、作品の一部・その加工物を同作品の他の場所にも流用して強調する」 という方法を「和声法」とは全く異なる名称で【対位法(対旋律):アレンジ】と言います。 これからは、君達に、この方法を意識した作り方を覚えてもらいます」 そう・・・ 今までⅠ社長が【和声法を懸命に教えてきたのは、実は『対位法(アレンジ)』の結果を正確に狙えるように、 部屋分けをするまでに出来るだけ必要な『和声法の基本的な基礎知識』を教え込むため】だったのです。 「トラックを合計しても、ほぼ和声法を正しく遵守している+商品の特徴の一部を商品の別の箇所に流用 +商品の一部を再加工したもの複数を色んな箇所にも使用している」=一般的な【アレンジ】 つまり【和声法に背かずに上級者向けの作成方法である『対位法:アレンジ』で作るため】には 最も基本的なことである【和声法】の基本を先に知っていなければ、 なかなか狙った通りに正しく作れるわけがないだろう、、、というのが Ⅰ社長が「ダイアトニック♪」の社員一同に伝えたかった事だったのでしょう。。。 にほんブログ村ランキング 更に上位目指して頑張ります☆ご協力ヨロシクです☆
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すっっごい汁が出てきた!!!(笑
感じやすくて汁がいっぱい出るとは聞いてたけど予想以上のつゆだくダム崩壊!挿入五秒で下半身が風呂上りみたいになったし(爆笑) 終わってからお礼に39まんくれたし最高だし(笑 twwitta . net
2010/4/3(土) 午前 5:23 [ スパンキング高橋 ]
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