舛添氏、選対幹部就任を拒否 正念場続く谷垣自民自民党の舛添要一前厚生労働相は1日、党内に近く発足する参院選対策本部の本部長代理など幹部ポストを提示されても「絶対に受けない。ポストに就くことはあり得ない」と明言した。共同通信の取材に答えた。 反執行部の中心的な存在で、人気の高い舛添氏を選対本部幹部に迎え、参院選に向けた挙党態勢づくりを目指した執行部の思惑は外れた格好だ。谷垣禎一総裁は執行部刷新要求をかわすため、新たな手だてを迫られる。 1日の日本医師会長選で親民主党候補が当選するなど、支持団体の自民党離れにも歯止めがかかっておらず、谷垣執行部の正念場は続く。 舛添氏は取材に対し「大島理森幹事長らからポストの正式要請は受けていないが、伝え聞いている内容では、私の求めている党の改革とは違う」と強調した。 反執行部のもう一人のキーマンである与謝野馨元財務相も、谷垣氏が鳩山由紀夫首相に退陣を迫った3月31日の党首討論は「前回より全然おもしろかった」と評価したが、両院議員懇談会は欠席し、引き続き執行部と距離を置く姿勢を見せている。 谷垣氏は1日午後の記者会見で「参院選で“衆参ねじれ”をつくるのを目標に覚悟を持って臨む」とあらためて決意を表明した。 【共同通信】
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