『iPad』専用アプリ、本体と同時に700本以上が登場の見込み

準備期間が短く環境も不十分という厳しい状況だが、Apple が『iPad』を米国で発売する4月3日に間に合うよう、iPad アプリケーションの開発に無休で取り組む人々は少なくないようだ。Apple が iPad 用ソフトウェア開発キット (SDK) の最終版をリリースしたのは3月17日のことで、そればかりか作成したアプリをテストするための実機を入手できた人もほとんどいない。

『iPhone』および iPad 用のアプリ開発に特化した Blog『AppAdvice』は3月31日、700本を超える iPad 専用アプリが発売日に用意されていることを示す動画を公開した。価格は、無料のものから14.99ドルやそれ以上のものまで様々だ。ほかにも AppAdvice は、開発中もしくは Apple による承認済みか審査中と同サイトが考えるアプリケーションの計1350本について、それぞれ詳細な情報も掲載している。

この件について Apple にコメントを求めたが、返答は得られなかった。

これらアプリは、多数のゲームから言語チュートリアル、『The New York Times』や『The Wall Street Journal』といったコンテンツ プロバイダ提供の公式アプリまで多岐にわたる。また、Web サイトよりも洗練度が高い craigslist のアプリケーション『Craigsphone』もある。

iPad 発売と同時提供となるアプリケーションは、ほかにも『Twitter』用クライアント『Twitterific』、AP 通信や Reuters 提供のニュース用アプリ、ABC の番組を視聴できる公式アプリの『ABC Player』、映画視聴アプリ『Netflix』などがある。なおモバイル市場調査会社 Flurry によれば、iPad アプリはゲームが最も多く、全体の44％を占めるという。

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