スーツケース切断女性遺体は外国人か　名乗り出て逮捕の男「頭部は周辺に捨てた」

　金沢市二俣町の山中で、スーツケースの中から頭部が切断された女性の遺体が見つかった事件で、石川県警の金沢中署捜査本部は２日、死体遺棄の疑いで、金沢市安江町の自称無職、飯沼精一容疑者（６０）を逮捕した。捜査本部よると、飯沼容疑者は「頭部は遺体遺棄現場の周辺に捨てた」と供述しており、同日午前、捜索する。

　県警によると、飯沼容疑者はスーツケースの遺体の女性について「昨春、雑誌の紹介広告を通じて知り合った３０代の外国人」と供述、殺害もほのめかしているという。

　司法解剖の結果、女性は２０〜３０代とみられ、身長約１５５センチ。首を鋭利な刃物で切断され、死後約２週間〜２カ月が経過していたとみられる。

　飯沼容疑者は１日午後８時すぎ、別の男性に付き添われて同署に名乗り出た。