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スーツケース女性遺体 出頭の男を遺棄容疑で逮捕

2010年4月2日12時8分

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写真:遺体が見つかった現場付近を捜索する石川県警の捜査員=2日午前、金沢市二俣町、黒田壮吉撮影遺体が見つかった現場付近を捜索する石川県警の捜査員=2日午前、金沢市二俣町、黒田壮吉撮影

写真:女性の遺体が入れられていたスーツケース=金沢中署提供女性の遺体が入れられていたスーツケース=金沢中署提供

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 金沢市二俣町(ふたまたまち)のがけ下にあったスーツケースから頭部のない女性の遺体が見つかった事件で、石川県警捜査本部は2日、金沢中署に1日夜に自首してきた同市安江町の自称無職、飯沼精一容疑者(60)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。飯沼容疑者は「(遺棄は)自分がやった。大きく報道され寝られない日が続いた」と容疑を認めているという。供述などから、被害者は外国籍の30歳代女性とみられ、県警は身元の確認を進めている。

 県警によると、飯沼容疑者は、被害者とは昨年春に女性を紹介する雑誌広告を通じて知り合ったと説明している。女性が死亡した経緯についても、関与を認める供述をしているという。遺体の頭部はスーツケースと同時期に同じ場所に捨てたと供述しているといい、県警は2日午前10時ごろから、現場一帯を捜索している。また、県警は複数の刃物を押収しており、凶器に使われたものかどうか調べを進める。

 県警によると、飯沼容疑者は昨年10月上旬ごろ、女性の遺体をプラスチック製のスーツケースに詰め込み、金沢市二俣町の医王ダム沿いの県道脇のがけ下に投げ捨てた疑いがある。

 飯沼容疑者は1日午後8時ごろ、弁護士の男性に付き添われて自首した。スーツケースは自分のものだといい、捜査員を遺棄現場に案内したという。

 スーツケースは現場近くで道路工事をしていた作業員の男性が3月26日に見つけ、29日に金沢中署二俣駐在所に通報。同署員が施錠されていたスーツケースを開け、頭部のない女性の遺体を確認した。

 司法解剖の結果、女性の首は鋭利な刃物で切断されていたが、ほかに目立った外傷などはなく、死因は特定できなかった。

 遺体発見現場は金沢市中心部から東へ約10キロの富山県境に近い山間部。

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