これはブログでなくHP(基本事項の記載完了)です。本欄には桜井淳の水戸事務所・カリフォルニア事務所・ニューヨーク事務所の(1)業務内容(2)日米大学での作業内容(3)米国活動内容(4)学術セミナー開催案内等を掲載しています。各項を順序よく読むと(a)事務所業務内容(b)桜井経歴・哲学・著書(c)学術セミナー内容(d)米国での活動内容等が分かります。著作権・情報のオリジナリティを確保するために本HPのコピー・引用・電子媒体へのリンクはすべて禁止します。事務所への連絡はアメーバ会員に手続きすれば右欄の「メッセージを送る」によって誰にでも自由にできます。このHPのUSA版も公開しています。
「原発のどこが危険か」(朝日新聞社、1995)__「原発事故の科学」(日本評論社、1992)
「新幹線「安全神話」が崩れる日」(講談社、1993)___「崩壊する巨大システム」(時事通信社、1992)
(22)「高速増殖炉安全性セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 炉物理理論・炉物理実験・原子炉安全解析を体系化。
10:00-11:00 熱中性子炉と高速炉の特徴と安全性
11:00-12:00 世界の高速増殖炉開発の現状
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 高速増殖炉実験炉「常陽」・原型炉「もんじゅ」・実証炉概念設計の現状
14:00-15:00 高速増殖炉使用済み燃料の再処理技術開発の現状
15:00-16:00 日本の核燃料サイクルの現状と将来計画
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、桜井「本格化するプルサーマル」(茨城新聞「時論」、2010.2.4)
(5)応募資格 高速増殖炉の安全性とプルトニウム利用に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(23)「六ヶ所村核燃料再処理工場安全性セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 1995年8月(建設初期の耐震設計調査)、2006年4月(使用済み燃料による試験再処理の開始時)、2010年2月(ガラス固化体製造施設)の日本原燃六ヶ所村再処理工場の現地調査を基に体系化したものです。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 核燃料サイクル施設各論と経済性評価(英仏日比較論)
11:00-12:00 再処理工場工程各論(Ⅰ)使用済み燃料貯蔵施設の臨界防止技術の特徴(部分的バーンナップクレジットの導入)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 再処理工場工程各論(Ⅱ)溶解工程・分離工程の臨界防止技術の特徴(部分的バーンナップクレジットの導入)
14:00-15:00 再処理工場工程各論(Ⅲ)MOX燃料貯蔵施設の臨界防止技術の特徴
15:00-16:00 再処理工場工程各論(Ⅳ)日本特有のウラン・プルトニウム混合抽出法と核不拡散政策
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 排気筒からのクリプトン85等の大気拡散
11:00-12:00 排水管からのトリチウム等の海洋拡散
13:00-14:00 農作物・海産物への濃縮影響評価
14:00-15:00 人体への被ばく評価
15:00-16:00 放射線線量率のモニタリングと環境安全性評価
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、③桜井「本格化するプルサーマル」(茨城新聞「時論」、2010.2.4)
(5)応募資格 再処理工場の安全性とプルトニウム利用に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(24)「原子力発電所の大事故の影響評価法セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 講義内容は、桜井淳所長が2009年11月14日に日本科学技術社会論学会第8会研究大会で口頭発表した「ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性」(予稿集pp.40-43(2009))を基に詳細化したものです。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 日米の原子力賠償法
11:00-12:00 日米で実施された原子力発電所の大事故の影響評価法と結果(歴史的経緯)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 米国で開発された確率論的安全評価法(PSA)
14:00-15:00 PSAレベル1(炉心損傷確率評価)、PSAレベル2(ソースターム評価)、PSAレベル3(影響評価)、PSAレベル4(地震等外的要因評価)
15:00-16:00 日米の影響評価結果の比較と日本の課題
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 米原子力委員会「原子炉安全性研究」(WASH-1400(1975))の方法と結果
11:00-12:00 米原子力規制委員会「苛酷事故リスク」(NUREG-1150(1991))の方法と結果
13:00-14:00 京大原子炉実験所の故・瀬尾健氏と小出裕章氏による方法と結果
14:00-15:00 小出氏計算結果の妥当性(WASH-1400の死者数より三桁多い要因分析 ; ①人口密度差で約一桁、②被ばくリスク係数差で約一桁、③米国物理学会報告Rev.Mod.Phys.,Suppl.1,No.1(1975)で提起された成果の考慮で約一桁)
15:00-16:00 ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性(日本科学技術社会論学会第8会研究大会予稿集pp.40-43(早大、2009))
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性」(日本科学技術社会論学会第8会研究大会予稿集pp.40-43(早大、2009))、②日本科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」へ投稿する原著論文(作成中)、③桜井「原発システム安全論」(日刊工業新聞社、1994)(内容はNUREG-1150の分析と日本の実機へのPSAレベル1適用例)
(5)応募資格 原子力発電所の大事故の影響評価法と結果に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(25)「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題と社会的受容条件セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全性や日本独自の技術開発「オメガ計画-核変換技術開発-」を生かす原子力政策について提案する。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 核燃料サイクル各論
11:00-12:00 核燃料再処理工場と高レベル廃棄物ガラス固化体
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題
14:00-15:00 米国・スウェーデン・フィンランド等の高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地と地質
15:00-16:00 科学技術社会論の視点から経済産業省と原子力発電環境整備機構による高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地公募及び社会的受容条件の考察
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 米国による使用済み燃料高レベル廃棄物方式及び欧州先進国・日本による高レベル廃棄物ガラス固化体方式の比較
11:00-12:00 日本のオメガ計画「核変換技術」
13:00-14:00 再処理廃液核種の群分離技術及び大強度陽子加速器による核変換技術
14:00-15:00 大強度陽子加速器による核変換技術開発の現状と商業技術化の可能性
15:00-16:00 未来型核燃料サイクル技術の社会的受容条件
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、③桜井「クロストークエネルギー第11回人類は原子力エネルギーをコントロールできるか」(電気新聞web放送、2009.10.30と11.6)、④桜井「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の地層処分」(「フジサンケイビジネスアイ」の「論風」欄、2009.8.7付)、⑤桜井「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地公募及び社会的受容条件」(書き下ろし論文)
(5)応募資格 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(26)「原子力ナショナル・プロジェクト評価法セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 この内容は、桜井淳所長の基礎工学理論と四半世紀にわたる原研と動燃の組織メカニズムの観測・分析、動燃技術開発報告書「動燃技報」の記載内容の分析、原子力機構・電源開発・東京電力・日本原燃・電事連への聞き取り調査を基に、独自の考察を行いました。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 国産動力炉開発を担う動燃創立の政治学
11:00-12:00 原子力ナショナル・プロジェクト「ウラン濃縮」「再処理」「新型転換炉」「高速増殖炉」の概要
(再処理は、フランスからの技術導入にともなう運転管理が主であるため、以下の議論では省略します。)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 遠心分離器原型技術の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)
(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2001-004の分析)
14:00-15:00 新型転換炉原型炉「ふげん」の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)
(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2003-004の分析)
15:00-16:00 高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)
(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2003-003の分析)
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 技術開発論(桜井所長の経験と斉藤優「技術開発論」(文眞堂、1989)を基に体系化・論理化)
11:00-12:00 考察1-新型転換炉実証炉の建設中止問題(経済性)-
13:00-14:00 考察2-高速増殖炉実証炉の課題(経済性)-
14:00-15:00 考察3-原子力委員会の課題(経済性を有する商業技術となる実用技術の開発のための政策策定)-
15:00-16:00 考察4-電気事業連合会の課題(国産技術の育成)-
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「ナショナル・プロジェクト論Ⅰ」(科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文投稿中、2009.8))、②桜井「ナショナル・プロジェクト論Ⅱ」(科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文投稿中、2009.9))、③桜井「日本における原子力ナショナル・プロジェクトの合否判定基準と新評価モデルの提案」(米科学社会学会・科学技術社会論学会2010年合同学会での英語口頭発表予稿原稿及び英文原著論文、作成中)、④「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))
(5)応募資格 原子力ナショナル・プロジェクトに興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(27)「核不拡散にかかわる政策的・技術的問題セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 内容は、桜井淳所長の基礎工学理論と四半世紀にわたる関連施設(主に六ヶ所村の核燃料サイクル施設のうちウラン濃縮工場と再処理工場、その他、サイクル機構の再処理工場とプルトニウム加工工場)の見学と聞き取り調査、これまでいくつかの大学・研究会・一般講演で講演した断片的な話題を体系化・論理化したものです。
初級コース(1日目) 核不拡散一般論
10:00-11:00 米核不拡散政策
11:00-12:00 核燃料サイクル施設の概要
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 ウラン濃縮工場と再処理工場の詳細
14:00-15:00 国際原子力機関(IAEA)の査察法と頻度
15:00-16:00 ウラン濃縮工場による施設部分的改造による兵器級濃縮ウラン生成及び再処理工場の部分的改造による単体プルトニウム抽出の技術的可能性と防止法
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目) 炉物理詳細論
10:00-11:00 核設計に必要な核データ
11:00-12:00 マンハッタン計画時代の核兵器設計技術(Po-Be方式中性子源によるプルトニウム球体爆縮技術)
13:00-14:00 マンハッタン計画後の核兵器設計技術(ブースター方式中性子源によるプルトニウム球体爆縮技術)
14:00-15:00 すべての型式の原子炉により"燃料燃焼の最適化"によって兵器級プルトニウム生成は可能
15:00-16:00 3年間燃料燃焼の通常運転方式で生成された軽水炉プルトニウムによる核兵器製造上の致命的問題-"軽水炉プルトニウム"による実戦配備核兵器はなぜ存在しないのか-
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文 ①桜井「日本の核物質防護体制の現状分析」、②桜井「核設計メモ」
(5)応募資格 核不拡散に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(28)「医療モンテカルロセミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 ガン治療に光子・中性子・陽子・炭素イオン等の各種放射線が利用されています。今後、各県に高エネルギー陽子加速器が設置される予定ですが、その施設では、陽子ビームロスに起因する加速器構造材との各種核反応で生じる中性子・光子の遮蔽設計が重要になります。さらに、患者に対する最適照射条件の設定や照射線量評価には、モンテカルロシミュレーションが効果的です。このセミナーでは、光子・中性子・陽子・炭素イオン等の各分野における特徴とモンテカルロシミュレーションでの対応法について考察します。
10:00-10:30 医療モンテカルロの定義と特徴
10:30-11:00 汎用モンテカルロシミュレーション計算システムの提案
11:00-12:00 高エネルギー陽子加速器施設の中性子・光子遮蔽設計
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 光子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討
14:00-15:00 中性子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討
15:00-16:00 陽子・重イオン等の荷電粒子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井・他「モンテカルロ法による医療施設設計及び照射野線量評価の現状と課題」、日本原子力学会会誌、Vol.49,No.11-12,pp.26-30(2007)
(5)応募資格 医療モンテカルロに興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(29)「日本の科学技術政策セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 桜井所長の原研と東大での経験と「科学技術白書」に基づく日本と欧米先進国の科学技術政策の構造分析の体系化。
10:00-10:30 国際比較対象国
10:30-11:00 日本の科学技術政策の歴史的考察
11:00-12:00 「科学立国」が目指す科学技術政策の考え方
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 研究費の組織別(大学・公的機関・企業)・分野別(理学・工学・医学・薬学・保健・農学等)の国際比較
14:00-15:00 研究者数の分野別(大学・公的機関・企業)・分野別(理学・工学・医学・薬学・保健・農学等)の国際比較
15:00-16:00 日本の科学技術政策の特徴と国際的位置づけ
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「日本の科学技術政策の歴史的考察」
(5)応募資格 科学技術政策に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(30)「神学哲学セミナー」(10年間の準備後の2020年頃から開始、準備中)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 2009年4月から東大大学院人文・社会系研究科で研究している研究対象としての神学哲学と過去30年間の欧米等での見聞を基に体系化した神学文化論。
東大本郷東西方向の銀杏並木2009.11(奥が____東大本郷東西方向の銀杏並木2009.11
安田講堂、左側がゼミ室のある法文1号館、
右側が文献調査に利用している宗教学・宗教
史研究室図書室のある法文二号館)
初級コース(1日目) 基礎論
10:00-11:00 【世界二大民族宗教】ユダヤ教
11:00-12:00 【世界二大民族宗教】ヒンドゥー教
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 【世界三大世界宗教】仏教
14:00-15:00 【世界三大世界宗教】キリスト教
15:00-16:00 【世界三大世界宗教】イスラーム教
16:00-16:30 自由討論
上級コースⅠ(2日目) 宗教文化論
10:00-11:00 【現地調査】イスラエルの神学遺跡
(2009年4月以前の調査1979.10-2009.3)
11:00-12:00 【現地調査】欧米の歴史的寺院(建築技術)
(2009年4月以前の調査1979.10-2009.3)
13:00-14:00 【現地調査】奈良の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)
(2009年4月以降の第1回調査2009.7.31)
14:00-15:00 【現地調査】京都の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)
(2009年4月以降の第1回調査2009.9.18-19)
15:00-16:00 【現地調査】鎌倉・北鎌倉の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)
(2009年4月以降の第1回調査2009.11.14)
16:00-16:30 自由討論
上級コースⅡ(3日目) 宗教文化論
10:00-11:00 【現地調査】都内の歴史的寺院
(2009年4月以降の第1回調査2009.4.10、第2回調査2009.10.9、第3回調査2010.2.22)
11:00-12:00 【現地調査】茨城県の歴史的寺院
(2009年4月以降の第1回調査2010.1.26、第2回調査2010.1.29)
13:00-14:00 仏教建築への視点
14:00-15:00 仏教美術への視点
15:00-16:30 自由討論
法隆寺五重塔_______________________________________法隆寺夢殿
東大寺中門_________________________________________ 東寺金堂
西本願寺____________________________________________ 東本願寺金堂
東福寺_______________________________________________ 三十三間堂正面左半分
清水寺本堂__________________________________________ 円覚寺
明月院(あじさい寺)本堂____________________________建長寺正門
東慶寺(駆け込み寺)鐘楼__________________________東慶寺屋外仏像
信願寺親鸞御三体像_____________________________西念寺入口杉並木
西念寺門楼____________________________________________西念寺本堂
西念寺親鸞聖人御廟_______________________________西念寺御地蔵様(地蔵菩薩)
(2009年4月以前の1979.10-2009.3に撮影したイスラエルの神学遺跡と欧米の歴史的寺院の写真は、昔のカメラで撮影しており、簡単に添付できないため、いかにしたらきれいに掲載できるか編集法を検討中です。)
(直接、研究テーマにかかわる視点での詳細な写真は、オリジナリティの観点から、掲載できません。)
(3)担当者 桜井 淳(日本ユダヤ学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文作成中
(5)応募資格 神学哲学に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(31)「哲学セミナー」(10年間の準備後の2020年から開始、準備中)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 20歳を起点として、これまでの約40年間の問題意識と東大の大学院総合文化研究科と大学院人文・社会系研究科での研究成果を基に、独自の哲学の体系化を試みました(10年計画で学会論文誌に数編の原著論文を執筆後に開講する予定です)。
東大駒場正門________________________________________東大本郷正門
初級コースⅠ(1日目) 旧約聖書及び古代ギリシャ哲学
10:00-11:00 モーセ五書(「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」の神学哲学)
11:00-12:00 ソクラテス
昼休みには偕楽園公園散歩
13:00-14:00 プラトン
14:00-15:00 アリストテレス
15:00-16:00 自由討論
初級コースⅡ(2日目) 近代哲学から現代哲学へ
10:00-11:00 デカルト
11:00-12:00 スピノザ(ユダヤ人、神学哲学)
12:00-13:00 カント(神学哲学)
13:00-14:00 ヘーゲル(論理学)
14:00-15:00 マルクス(ユダヤ人、社会経済哲学)
15:00-16:00 ダーウィン(自然哲学)
16:00-16:30 自由討論
初級コースⅢ(3日目) 仏教哲学
10:00-11:00 【仏教開祖】釈迦(信者は釈尊と呼ぶ)(BC468年誕生-388年から383年までの間に入滅、学術的に明確になっていない)
11:00-12:00 【天台宗、現在信徒数約150万人】最澄(767-822)
12:00-13:00 【真言宗、約1100万人】空海(774-835)
13:00-14:00 【浄土宗、約647万人】法然(1133-1212)
14:00-15:00 【浄土真宗、約1300万人】親鸞(1173-1262)
15:00-16:00 【曹洞宗、約150万人】道元(1200-1253)
16:00-17:00 【日蓮宗、約1000万人】日蓮(1222-1282)
17:00-17:30 自由討論
上級コース(4日目) 研究視点
10:00-12:00 東大の「技術の哲学」(技術論)の分析
13:00-16:30 自由討論(古代哲学から現代哲学まで)
(3)担当者 桜井 淳(日本ユダヤ学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文作成中
(5)応募資格 哲学に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
セミナー開催実績と研究機関・学会等から出版した学術成果物(桜井学校の内容」等の本欄バックナンバー参照)
(11)「モンテカルロ法による炉心安全解析セミナー」 (最近10年に1回実施)
(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
10:00-11:00 モンテカルロ法による臨界固有値及び固定源問題の計算に必要な基礎知識
11:00-12:00 MCNP-4C2の自動インストール(WINDOW’S95, 98, ME, 2000, XP対応)及び最も簡単な体系での臨界固有値及び固定源問題の計算演習
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 TCA炉心の中性子スペクトル及び反応率、中性子実効増倍率、熱中性子・高速中性子の空間分布等の炉心特性の計算演習
14:00-16:00 JMTR炉心の中性子スペクトル及び中性子反応率、中性子実効増倍率、熱中性子・高速中性子の空間分布、ガンマ線加熱率等の炉心特性の計算演習
16:00-16:30 質疑応答
(3)計算演習担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井「「MCNPによる中性子・光子の輸送計算」講義ノート」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003)
(5)応募資格 パソコンでMCNPを利用した炉特性計算をしたい者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 5名(一対一の面接方式での指導を行います。)
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(8)参加者報告事項 持参PCのOSと処理速度(何GHz)
(9)注意 将来、最先端の研究に利用する場合、セミナーで習得したインストール法により、最新版のMCNP-5を組織内で自身の責任でインストールして下さい。誰にでも簡単にできます。なお、計算コード利用には、管理機関の許可が必要ですので、RIST HPから利用手続きをしておいてください。不明な点は質問してください。
(12)「モンテカルロ法による核燃料サイクル施設の臨界安全セミナー」(最近10年に16回実施)
(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
1日目(初歩的計算)
10:00-11:00 モンテカルロ法による臨界固有値計算に必要な基礎知識
11:00-12:00 MCNP-4C2の自動インストール(WINDOW’S95, 98, ME, 2000, XP対応)及び最も簡単な球体系での臨界固有値計算演習
13:00-14:00 JCO沈殿槽事故時U溶液体系及びその他の実施設臨界固有値計算演習
昼休みには偕楽園公園散歩。
14:00-16:00 実施設模擬8種(Los Alamos Criticality Primerの演習問題)の溶液体系の入力作成及び臨界固有値計算演習
16:00-16:30 質疑応答
2日目(実際的実験解析)
10:00-16:00 各種TCA軽水炉燃料棒未臨界体系臨界固有値計算演習(指数実験値未臨界度0.63-0.999との比較)。TCA燃料棒配列体系17×17, 16×16, 14×14, 11×11, 8×8, 17×11, 17×5, 17×17-7×7, 17×17-12×12, 17×17-144, 17×17-206(詳細は、桜井・山本「指数実験及びモンテカルロ計算により評価された未臨界度の比較」、日本原子力学会誌, Vol.40, No.4, pp.52-59(1998) 参照)。
16:00-16:30 質疑応答
(3)計算演習担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井「「MCNPによる中性子・光子の輸送計算」講義ノート」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003)、②桜井・山本「指数実験及びモンテカルロ計算により評価された未臨界度の比較」、日本原子力学会誌, Vol.40, No.4, pp.52-59(1998)、③K.Sakurai;Present Status of Monte Carlo Seminar for Sub-criticality Safety Analysis in Japan, ICNC2003(Proc. of the Seventh Int. Conf. on Nuclear Criticality Safety), pp.855-857(tokai-mura, Japan(2003))
(5)応募資格 パソコンでMCNPを利用した臨界計算をしたい者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 5名(一対一の面接方式での指導を行います。)
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(8)参加者報告事項 持参PCのOSと処理速度(何GHz)
(9)注意 将来、最先端の研究に利用する場合、セミナーで習得したインストール法により、最新版のMCNP-5を組織内で自身の責任でインストールして下さい。誰にでも簡単にできます。なお、計算コード利用には、管理機関の許可が必要ですので、RIST HPから利用手続きをしておいてください。不明な点は質問してください。
(13)「モンテカルロ法による中性子遮蔽安全解析セミナー-WW法最適ウェイト下限値推定法-」(最近10年に18回実施)
(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
10:00-11:00 MCNP概要
11:00-12:00 MCNP-4C2の自動インストール(WINDOW’S95, 98, ME, 2000, XP対応)及び最も簡単な体系での計算演習
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-15:00 核分裂中性子の鉄及びコンクリート円柱(直径50cm長さ1m)中心細孔(1mm-1cm)ストリーミング計
算演習
15:00-16:00 14MeV中性子の鉄円柱(直径50cm長さ1m)中心細孔(1mm-1cm)ストリーミング計算演習
16:00-16:30 質疑応答
(3)計算演習担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井「「MCNPによる中性子・光子の輸送計算」講義ノート」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003) 、②桜井・他「モンテカルロ法による中性子深層透過計算でのウェイト下限値の推定法」、 Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.2, pp.172-176(2005)
(5)応募資格 パソコンでMCNPを利用した中性子・光子遮蔽計算をしたい者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 5名(一対一の面接方式での指導を行います)
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(8))参加者報告事項 持参PCのOSと処理速度(何GHz)
(9)注意 将来、最先端の研究に利用する場合、セミナーで習得したインストール法により、最新版のMCNP-5を組織内で自身の責任でインストールして下さい。誰にでも簡単にできます。なお、計算コード利用には、管理機関の許可が必要ですので、RIST HPから利用手続きをしておいてください。不明な点は質問してください。
(14)「モンテカルロ法による中性子ストリーミング安全解析セミナー」(最近10年に4回実施)
(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
10:00-11:00 MCNP概要
11:00-12:00 MCNP-4C2の自動インストール(WINDOW’S95, 98, ME, 2000, XP対応)及び最も簡単な体系での計算演習
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-15:00 核分裂中性子の鉄やコンクリートの円柱(直径50cm長さ1m)中心空孔(1mm-1cm)のストリーミング計算演習(線源とエスティメータ位置を変えて計算)
15:00-16:00 14MeV中性子の鉄やコンクリートの円柱(直径50cm長さ1m)中心空孔(1mm-1cm)のストリーミング計算演習(線源とエスティメータ位置を変えて計算)
16:00-16:30 質疑応答
(3)計算演習担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井「「MCNPによる中性子・光子の輸送計算」講義ノート」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003)、②桜井・他「モンテカルロ法による中性子深層透過計算でのウェイト下限値の推定法、 Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.2, pp.172-176(2005)
(5)応募資格 パソコンでMCNPを利用した中性子・光子ストリーミング計算をしたい者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 5名(一対一の面接方式での指導を行います)
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(8))参加者報告事項 持参PCのOSと処理速度(何GHz)
(9)注意 将来、最先端の研究に利用する場合、セミナーで習得したインストール法により、最新版のMCNP-5を組織内で自身の責任でインストールして下さい。誰にでも簡単にできます。なお、計算コード利用には、管理機関の許可が必要ですので、RIST HPから利用手続きをしておいてください。不明な点は質問してください。
(15)「モンテカルロ法による中性子スカイシャイン安全解析セミナー」(最近10年に2回実施)
(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
10:00-11:00 MCNP概要
11:00-12:00 MCNP-4C2の自動インストール(WINDOW’S95, 98, ME, 2000, XP対応)及び最も簡単な体系での計算演習
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-15:00 FNS 14MeV中性子スカイシャイ実験の計算演習
15:00-16:00 FNS 14MeV中性子・光子スカイシャイ実験の計算演習
16:00-16:30 質疑応答
(3)計算演習担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井「「MCNPによる中性子・光子の輸送計算」講義ノート」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003) 、②桜井・他「モンテカルロ法による中性子深層透過計算でのウェイト下限値の推定法」、 Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.2, pp.172-176(2005)
(5)応募資格 パソコンでMCNPを利用した中性子・光子スカイシャイン計算をしたい者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 5名(一対一の面接方式での指導を行います)
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(8))参加者報告事項 持参PCのOSと処理速度(何GHz)
(9)注意 将来、最先端の研究に利用する場合、セミナーで習得したインストール法により、最新版のMCNP-5を組織内で自身の責任でインストールして下さい。誰にでも簡単にできます。なお、計算コード利用には、管理機関の許可が必要ですので、RIST HPから利用手続きをしておいてください。不明な点は質問してください。
(16)「MCNPXによる高エネルギー中性子遮蔽安全解析セミナー」(最近10年に12回実施)
(1) 主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2) 実施概要 参加者の持参したノート型パソコン(空き容量250Mbytes, CD及びFD読込み機能付)に高エネルギー連続エネルギーモンテカルロコードMCNPX version 2.1.5 (モンテカルロ計算の汎用性を持たせた断面積ライブラリ構成にしてある: 中性子断面積ライブラリLA150関連ライブラリ一式の他、1keV-100GeV光子断面積ライブラリ、1keV-1GeV電子断面積ライブラリ、0-20MeV 293K 340核種FSXJ32A2中性子断面積ライブラリ、熱中性子散乱テーブルS(α,β)、断面積統合ディレクトリと下記演習用入力含む)を自動インストール(WINDOW’S95, 98, ME, 2000, XP対応)し、下記時間割で計算演習を実施する。
1日目(初級コース)2GHz程度の高速パソコンでWWG機能を利用して信頼性の高い定量的な評価ができるようにする。
10:00-11:00 MCNPX2.1.5及びLA150ライブラリ(150MeV)の概要
11:00-12:00 インストール及び最も簡単な球体系での150MeV中性子深層透過計算演習(WWG機能利用)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-16:00 150MeV中性子による鉄及びコンクリート深層透過体系の計算演習(WWG機能の使いこなし)
16:00-16:30 質疑応答
2日目(上級コース)実験値と比較して計算の信頼性を評価できるようにする。
10:00-11:00 TIARA/JAERI 68MeV鉄体系中性子深層透過ベンチマーク実験問題の解説
11:00-16:00上記ベンチマーク問題の入力作成及び計算演習(WWG機能の使いこなし)
16:00-16:30 質疑応答
(3) 担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4) 配布資料 ①桜井「「MCNPによる中性子・光子の輸送計算」講義ノート」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003) 、②桜井・他「モンテカルロ法による中性子深層透過計算でのウェイト下限値の推定法」、 Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.2, pp.172-176(2005)
(5) 応募資格 モンテカルロ法による高エネルギー放射線輸送計算を必要としている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6) 定員 5名(一対一の面接方式での指導を行います)
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(8)参加者報告事項 持参PCのOSと処理速度(何GHz)
(9)計算コード利用は、国際管理されているため、セミナー参加希望者は、セミナー実施前、RIST HPからパソコン版MCNPX version 2.1.5の利用手続きを済ませておいてください。不明な点は質問してください。
(17)「技術論Ⅱ(工学理論)セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 桜井所長の理学と工学の基礎理論を基に、これまで30年間にわたり国内外の約400の大学・研究機関・産業施設を見学・聞き取り調査して得た事実関係の総まとめとして基本的工学理論の体系化を行います。教科書では得られない産業技術の体系化の試論です。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 工学理論の体系
11:00-12:00 鉄鋼・石油・コンピュ-タ・発電・建築
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 自動車・鉄道・船舶・航空機
14:00-15:00 核燃料サイクル
15:00-16:00 ナノテクノロジー
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 機械工学体系と哲学
11:00-12:00 電気工学体系と哲学
13:00-14:00 化学工学体系と哲学
14:00-15:00 核工学体系と哲学(原子力技術特有な高速中性子照射による原子炉圧力容器炭素鋼の脆性遷移温度の上昇問題と工学的安全性について)
15:00-16:00 システム安全論
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①書き下ろし論文(当日配布)、②桜井「すべての工学分野に共通する問題」(2009)、③桜井「技術史家の故・星野芳郎の思想とやり残したこと」、④)「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))
(5)応募資格 産業技術に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(18)「原子力熱利用セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 日本では高度経済成長期の1970年2月に原子力熱利用の検討が開始されました(通産省原子力コンビナート検討会)。しかし、実現できませんでした。その構想と問題点を再検討します。
初級コース(1日目) 通産省の検討例
10:00-11:00 ケースⅠ 原子力・製鉄・化学コンビナートモデル
(1基当たり熱出力294万kWの高温ガス炉6基により、480万kWの電力、毎時3150tの蒸気、日産100万tの淡水供給、粗鋼1000万t、エチレン100万t、アルミニウム30万tの約1兆円の生産システム)
11:00-12:00 ケースⅡ 原子力・化学コンビナートモデル
(約5000億円)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 ケースⅢ 原子力・精錬コンビナートモデル
(1基当たり熱出力560万kWの軽子炉2基により、300万kWの電力、毎時1000tの蒸気、日産100万tの淡水供給、合金鉄38万t、エチレン100万t、アルミナ120万t、アルミニウム50万t、銅・鉛・亜鉛72万t、紙・パルプ110万tの約8400億円の生産システム)
14:00-15:00 ケースⅣ 原子力・化学・精錬コンビナート
(約1兆2000億円)
15:00-16:00 日本の産業技術管理体制と安全レベル及び原子力コンビナートの安全性
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目) 安全性と可能性
10:00-11:00 日本における高温ガス炉の開発
11:00-12:00 高温試験研究炉(大型構造物照射試験及び熱利用による水素製造システム)
13:00-14:00 米高温ガス炉フォートセイントブレイン発電所(34.2万kW、1989.8.18閉鎖)
14:00-15:00 南ア連邦における小規模高温ガス炉発電所
15:00-16:00 調査報告 ロシアのクルスク原子力発電所における地域熱利用システム
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①書き下ろし論文(当日配布)
(5)応募資格 原子力熱利用に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(19)「ソフトエネルギー利用とエネルギー政策セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 核不拡散と地球温暖化のための対策としてはソフトエネルギーの利用が現実的です。特に、風力発電の経済性は、火力発電の経済性に近く、商業技術として、独国などでの実績に示されているとおり、確実な位置を築いています。反面、バードストライク、低周波騒音の発生、景観・環境の破壊、送電線網電圧・周波数の変動、蓄電施設に対する問題も抱えています。このセミナーでは、世界の現状を概観し、ソフトエネルギー先進国のエネルギー政策と事業者の実施内容をたどることによって、日本での可能性に言及します。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 エイモリー・ロビンス「ソフト・エネルギー・パス」の概要
11:00-12:00 世界のソフトエネルギー利用の現状-政策と経済性-
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 ドイツのエネルギー政策と風力発電
14:00-15:00 日本のエネルギー政策と風力発電・太陽光発電-宗谷ウインドファーム施設と稚内太陽光発電実証試験施設の見学の感想-
15:00-16:00 ソフトエネルギー大量導入の課題-電力の質を左右する周波数変動の改善策としての蓄電システム-
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 システム構成と安全性・経済性
11:00-12:00 商業用大規模蓄電システムの構築
13:00-14:00 風力発電の拡大の可能性-洋上風力発電-
14:00-15:00 風力発電の経済性を支配する要因
15:00-16:00 火力発電・原子力発電から永続可能な水力発電・風力発電・太陽光発電へ-資源論・エネルギー政策論・地球温暖化対策・核不拡散政策の視点から-
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①書き下ろし論文(当日配布)、②桜井「自然エネ 課題は電力供給の質の確保」(日経産業新聞、2009.6.12付)、②「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))
(5)応募資格 自然エネルギーと政策に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①書き下ろし論文(当日配布)
(5)応募資格 産業技術に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み
(20)「電力供給システムセミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 内容は、桜井所長の基礎工学理論と文献調査に加え、主に、東京電力を中心として、四半世紀にわたる現場調査と半構造化面接方式での聞き取り調査の結果を体系化したものです。目的は日本の電力会社(原電と電源開発含む)の客観的構造分析です。
初級コース(1日目)
10:00-11:00 発電施設(水力(ダム施設・揚力含む)、火力(LNG・ガスタービン複合サイクル含む)、原子力、太陽光、風力)
11:00-12:00 変電施設(発電所内、需用地内(電圧管理))
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 送電施設(送電線材料・複合構造、電圧、電流)
14:00-15:00 給電指令所(24時間体制、停電時危機管理、最適給電)
15:00-16:00 中央給電所(24時間体制、需給バランス維持操作、周波数管理)
16:00-16:30 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 安全性・品質管理の国際比較(耐震安全性)
11:00-12:00 信頼性(停電頻度など)の国際比較
13:00-14:00 技術力・経営力の国際比較(省庁委員会などへの対応性)
14:00-15:00 エネルギー政策影響力の国際比較(原子力政策への支配力)
15:00-16:00 新エネルギー技術対応性の国際比較
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①書き下ろし論文作成中、②「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(日本科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))
(5)応募資格 電力供給システムと安全性に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(21)「プルサーマルセミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 炉物理理論・炉物理実験・安全解析を体系化したものです。
10:00-11:00 軽水炉の炉物理・プルサーマル炉動特性
11:00-12:00 独仏等での実施実績と安全実績
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 経済性評価
14:00-15:00 日本のプルサーマルの現状と将来計画
15:00-16:00 日本の核燃料サイクルの現状と将来計画
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、③桜井「本格化するプルサーマル」(茨城新聞「時論」、2010.2.4)
(5)応募資格 -原子力発電所の安全性とプルサーマルに興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
5月に更新された記事は、文字数上限に達し、必要事項を補足できなかったため、ここに、同題(1)と(2)に分け、補足可能として、再録します。
(1)以下のセミナーのうち、「モンテカルロ基礎理論」と「各種モンテカルロ計算PC計算演習」については、教育法の研究のため、無料奉仕で、2000年から順次開催していましたが、数編の学会誌論文(本欄バックナンバー参照)をまとめることによって、初期の目的を達成したため、2007年から、有料にしました。
(2)以下のセミナーは、定期的に開催していますが、その他、特定の大学で講義しており、数名以上のまとまった参加申し込みがあれば、申し込み組織まで出張講義しています。
(3)これまで、無料奉仕の時に約400名(本欄バックナンバー参照)、有料にしてから約200名(本欄バックナンバー参照)の修了者がありました。
(4)「モンテカルロ基礎理論」と「各種モンテカルロ計算PC計算演習」に限定すれば、最近の参加者の傾向は、大学の院生と教員が6割を占め、残り4割は、原子炉メーカーを中心とする産業界のエンジニアです。セミナー事務局担当者と申込者の間で数回のメールのやり取りを行い、質問に対する的確な回答が得られなければ、受けつけていません。参加者のレベルはM1以上の原子力専門家を想定しています。
(5)これまで少数精鋭主義を貫いてきました。
(6)桜井所長講師による「機器・配管等の破壊のメカニズム」は、1994-2004年に、㈱日本原子力情報センター主催で開催(受講料50000円)されていましたが、両者話し合いの結果、2007年9月から当事務所が開催することになりました。
(7)世の中では、企業エンジニア向けの1日セミナー(5時間半)の受講料は、50000円です。当事務所では、2007年から、1日セミナー10000円、2日セミナー30000円にしましたが、近い将来、㈱日本原子力情報センター並みの受講料に引き上げ、1日セミナー50000円、2日セミナー100000円とします。
(8)開催案内(ただし原子力関係と科学技術社会論のセミナーのみ)は日本原子力学会メーリングリスト(登録者約4700名)によって会員に配信されています。
(9)開催会場は、人数によって、桜井淳水戸事務所会議室(10名以下の場合)か水戸駅周辺の貸し会議室(10名以上の場合)か大口申込者組織会議室(一組織数名以上の場合)のいずれかにし、開催1週間前までに申込者全員にメールにて連絡しています。
(10)2日間セミナーの場合、前半1日か後半1日だけ選択することもでき、参加費は半額になります。
(11)セミナーは、定期的に開催していますが、水戸事務所に申し込みがあれば、順次対応します。
(1)「科学哲学セミナー」(最近2年半に2回実施)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
J-PARCの400MeV陽子線型加速器施設_______J-PARCの3GeV陽子シンクロトロン施設(地下数mに設置)
(横長建屋の地下数mに設置)
初級コース(1日目)
10:00-10:30 物理学と方法-古典力学・相対性理論・量子力学・場の理論の構造-、(物理研究者としての認識)
10:30-11:00 物質の階層的構造-原子・原子核・基本粒子(クォーク等)-、(物理研究者としての認識)
11:00-11:30 科学革命の歴史構造(トーマス・S・クーン「科学革命の構造」「構造以来の道」を基に論理化)、(社会科学研究者としての認識)
11:30-12:00 自然科学と社会科学の構造-、(物理研究者と社会科学研究者としての認識)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 代表的研究機関の科学方法論(1)-加速器機構(主に原研)の事例研究-(現場見学と聞き取り調査)
14:00-15:00 代表的研究機関の科学方法論(2)-加速器機構(主に旧高エネ研)の事例研究-(現場見学と聞き取り調査)
15:00-16:00 自由討論
上級コース(2日目)
10:00-11:00 技術の社会構成論(東大での研究を基に論理化)
11:00-12:00 最近の科学哲学の潮流-多次元化・多様性-(東大科史・科哲で得た情報を基に論理化)
13:00-16:00 20世紀後半最大の哲学者のトーマス・S・クーンの業績と人生(ハーヴァード大・カリフォルニア大バークレー・プリンストン大・MIT)(トーマス・S・クーン「構造以来の道」と2004-2008年に東大科史・科哲で得た情報を基に論理化)
16:00-16:30 自由討論
(3)講義担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「自然科学(原研)と社会科学(東大)の研究方法」(2009)、②「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(日本科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))、③桜井「原子力技術の社会構成論-米国と日本 の比較構造分析-」、科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(No.7,pp159-180(Oct.2009))
(5)応募資格 科学哲学に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(2)「ローマ帝国の歴史・文化と国教セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 ローマ帝国の歴史と文化についての事実関係はエドワード・ギボン「ローマ帝国衰退史」(東京書簡、2004)に基づきます。ただし、ギボンの著書の取り扱い範囲は、三世紀から四世紀が中心です。旧約聖書の記載内容と解釈学については東大大学人文社会系研究科院の神学哲学ゼミの内容を基に構築しました。このセミナーは、難しい話ではなく、特に、15:00-16:00 「映画「十戒」「ベンハー」で描かれた旧約聖書の世界(前者)、新約聖書とローマ帝国の世界(後者)」だけでも当時の社会の様子がよく分かります。
10:00-12:00 人類最古の学問としての旧約聖書の記載内容と解釈学
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 ローマ帝国の歴史と文化(1)紀元前500年から
14:00-15:00 ローマ帝国の歴史と文化(2)紀元元年から500年まで
15:00-16:00 映画「十戒」(主演チャールトン・ヘストン)と「ベンハー-キリスト誕生の物語-」(主演チャールトン・ヘストン)で描かれた旧約聖書の世界(前者)、新約聖書とローマ帝国の世界(後者)
16:00-16:30 自由討論
(3)講義担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会・日本ユダヤ学会各会員)
(4)配布資料 ①書き下ろし論文(当日配布)、②桜井「映画「十戒」と「ベンハー」の歴史的位置付け」(2009)、③桜井「イスラエルの核の歴史的・政治的構造」(日本ユダヤ学会論文誌「ユダヤ・イスラエル研究」への投稿原著論文)。
(5)応募資格 ローマ帝国の歴史と文化に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(3)「弘道館・偕楽園公園の歴史・自然探訪セミナー」(最近3年半に6回実施)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 水戸市には、市街地隣接公園としては、ニューヨーク市セントラルパークに次ぎ、世界第2位の面積を有する偕楽園公園(偕楽園・千波湖・千波公園・桜山公園からなる周囲約7km(公表された総面積の300ヘクタールから計算すると6.8km)の複合公園)と江戸時代末期に開設された学問所の弘道館があり、観梅期・桜期・新緑期・紅葉期に、それらの歴史をたどり、約7kmの自然探訪を行います。千波湖わきの桜川には、秋頃、太平洋から那珂川を経て、鮭がさかのぼります。水戸市在住30年(偕楽園公園は毎日の散歩コース)の桜井所長が学術文献(水戸市立博物館「千波湖の自然」(1987)、名越時正「水戸藩弘道館とその教育」(茨城県教師会、2007)、鈴木英一「水戸弘道館小史」(文眞堂、2003))を基に、歴史を語り、自然探訪の案内役を務めます。東京から特急で約1時間の水戸駅、歩きやすい服装と靴でご参加ください。
千波湖湖畔にある徳川斉昭(右)と徳川慶喜
(左)の銅像
集合場所 水戸駅近く(申込者には詳細図を送信)
10:00-12:00 弘道館入館(徳川斉昭が江戸末期開所の学問所)の展示品見学と歴史・自然探訪
12:30-13:00 千波湖(2万年前にできたとされる)の歴史・自然探訪
13:00-14:00 偕楽園(徳川斉昭が江戸末期開園)の歴史・自然探訪
14:00-14:30 桜山公園の歴史・自然探訪
14:30-15:30 徳川博物館入館
15:30-16:30 千波公園の歴史・自然探訪
(16:30-17:00 千波公園から水戸駅まで徒歩移動)
17:00-18:00 自由討論(水戸駅近くのレストランで懇親会)
補足事項
①弘道館の庭園には、必要最小限の配置で、梅や桜や紅葉樹が植えられており、四季の変化が楽しめます。長い廊下に座り、ただ、庭園を眺めているだけでも、有意義な時間を過ごすことができます。
②千波湖の水深は、江戸時代には30mくらいありましたが、徐々に埋まり、いまでは、一番深いところで1.2m、平均水深1.0mと浅く、学術的には、水深5m以下は、池と定義されますが、昔のまま、固有名詞としての千波湖となっています(水戸市立博物館「千波湖の自然」(1987))。戦後の食糧難の時には、埋めて、水田として稲作をしており、その後、元どおりにしました(水戸市立博物館「千波湖の自然」(1987))。千波湖には、いま、約30種の魚介類(ナマズ、コイ、キンブナ、モツゴ、ゲンゴロウブナ、ソウギョ、ハクレン、タモロコ、タイリクバラタナゴ、ウナギ、メダカ、ドジョウ、ジュズカケハゼ、ヨシノボリ、ヌマチチブ、ウキゴリ、カムルチー、ボラ、オオクヂバス、カラスガイ、ヌカエビ、スジエビ、モクズガニ、アメリカザリガニ)が生息しています(水戸市立博物館「千波湖の自然」(1987))。千波湖と湖畔には約80種類の鳥類(ヨシゴイ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、オオハクチョウ、コハクチョウ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、トモエガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、コミアイサ、カワアイサ、トビ、オジロワシ、オオタカ、チョウゲンボウ、コジュケイ、バン、オオバン、コチドリ、イカルチドリ、タゲリ、イソシギ、タシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、コアジサシ、キジバト、カッコウ、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、マヒワ、ベニヒワ、シメ、ムクドリ、スズメ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス)が生息しています(水戸市立博物館「千波湖の自然」(1987))。手の届く所にハクチョウやコクチョウやカモがおり、自然の動物園のようです。太平洋岸から20kmしか離れていないため、毎年、11-1月には、数十羽のカモメを見ることができます。2010.1下旬現在、千波湖の西端に新しい好文茶屋、湖面には大きな噴水が建設中です。
③偕楽園は日本三大名園(兼六園・後楽園・偕楽園)のひとつです。偕楽園の由来は、弘道館の塾生の憩いの場だけに利用するのではなく、庶民にも解放し、"皆で楽しむ園"という意味が込められています。偕楽園には100種3000本の梅の木があります。偕楽園には"好文亭"がありますが、この"好文"とは、梅の別称です。"好文亭"は、過去二度、落雷によって焼失しており、いまのものは、30年くらい前に再建されたものです。いまの好文亭の屋根には立派な避雷対策が施されています。偕楽園の西端には樹齢750年(鎌倉時代の中期)の"太郎杉"がそびえています。毎日のような散歩で観察していると、偕楽園の西側にあるいくつかの小さな池は、業者が定期的にポンプで水を吸出し、底にたまった泥のような不要な堆積物を取り除く等、注意深い管理が行われています。
④偕楽園の西端からそのまま近くの茨城県歴史館に移動できる通路があります。歴史館の隣の区画には、親鸞24輩のひとりが開寺した信願寺があり、親鸞御三体像(親鸞家族)があります。セミナーの見学コースは、参加者の価値観の多様性に配慮し、信願寺まで含めていません。
⑤桜山公園には茨城県の戦没者約63000人の慰霊のための茨城県護国神社があります。最初は、偕楽園のすく東端にある常盤神社に奉られていましたが、独立の必要から、桜山に護国神社が新設されました。茨城県護国神社でありながら、政教分離政策のため、茨城県から運営資金は出ておらず、さい銭やお御籤や戦没者遺族やその他の人達からの寄付金によって運営されています。セミナーの見学コースは、参加者の価値観の多様性に配慮し、桜山公園のもみじ谷の自然探訪のみとしています。
⑥徳川博物館の森の中には野生のタヌキ(偶然、水戸事務所スタッフが一匹だけ確認しています。本館と別館には、江戸時代の武士や庶民の生活に必要な文化財が展示されており、学術的価値の高い展示品です。構内には、大変静かなカフェ&レストラン"ガーデン・テラス"(主に、コーヒーや紅茶、それに、ランチとしてパスタセット(約1000円))があり、前日予約しておけば、江戸時代の武士が食したものと同じ食材で作られた"水戸御膳"(約3000円)をいただくことができます。徳川博物館の敷地面積は、一万坪くらいあり、偕楽園公園の西端に位置しているため、入場者も少なく、徳川家の子孫が私財を投じて、社会奉仕として、施設を維持しています。境内の南西にある門のすぐ近くには徳川光圀が茶会に利用した湧き水が今でも途切れることなく流れています。
茨城県県民文化センター__________________________茨城県近代美術館
常盤神社鳥居______________常盤神社(徳川光圀と斉昭を祀る)__千波湖の白鳥群
偕楽園の梅林(100種3000本)_____________________偕楽園公園センター管理棟
偕楽園公園センター講習室_____________________ 桜山公園もみじ谷の紅葉
徳川博物館の受付棟______________________________徳川博物館の本館
徳川博物館のカフェ&レストラン"ガーデン・テ__徳川博物館境内の御茶の水(徳川光圀が茶会に利用)
ラス"
徳川博物館境内の御茶の水の湧き口__________偕楽園北の茨城県歴史館となりの信願寺の親鸞御三体像
偕楽園の樹齢750年の"太郎杉"__________________徳川博物館の樹齢数百年の老杉
(4)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)と子供・高齢者のサポートのための事務所スタッフ1名
(5)配布資料 ①書き下ろし論文(当日配布)、②桜井「弘道館の科学史」(2008)
(6)応募資格 弘道館・偕楽園公園の歴史と自然に興味を持っている者
(7)定員 20名
(8)参加費 10000円(弘道館・徳川博物館の入場料計1500円とセミナー終了後の懇親会費含む)(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(4)「技術論Ⅰ(科学技術哲学)セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
10:00-11:00 技術論の体系
11:00-12:00 日本における技術論研究の歴史的経緯(1)-戦前-(星野芳郎「技術論ノート」を基に論理化)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 日本における技術論研究の歴史的経緯(2)-戦後-(星野芳郎「技術論ノート」を基に論理化)
14:00-15:00 武谷星野技術論の哲学と体系(「武谷三男著作集」と「星野芳郎著作集」を基に論理構成)
15:00-16:00 桜井技術論の哲学と体系(「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))と「桜井淳著作集」を基に論理化)
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「技術史家の故・星野芳郎の思想とやり残したこと」(学術誌へ投稿中、2009)、②「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))
(5)応募資格 技術論・安全論に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(5)「原発耐震安全セミナー」(最近1年半に7回実施)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 日本の耐震指針と安全審査メカニズムから瑕疵要因を分析する。
10:00-11:00 中部電力浜岡原子力発電所の現地調査及び聞き取り調査の内容(2006年1月22日、2006年10月31日、2007年10月17日)
11:00-12:00 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の現地調査(3号機と6号機の原子炉建屋、タービン建屋、野外施設)及び聞き取り調査の内容(2007年7月20日、2007年8月14日、2007年9月25日、2007年12月3日、2008年4月24日、2008年5月26日、2008年6月4日)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 耐震指針及び海底活断層探査法(瑕疵の要因分析)
14:00-15:00 多度津耐震試験及び浜岡原子力発電所耐震補強の内容
15:00-16:00 柏崎刈羽原子力発電所の耐震安全性の考察
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「日本の原発は地震に強いか」、日経ものづくり、12月号、日経BP社、pp.87-94(2007)
(5)応募資格 原子力施設、特に、原子力発電所の耐震安全性に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(6)「浜岡・志賀訴訟判決書検討セミナー」(最近1年半に4回実施)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井淳)
(2)実施概要 2007年10月26日に下された浜岡訴訟判決書300頁の内容を技術論から詳細に分析し、志賀訴訟との比較において、地震と工学の妥当性と不確実性を明確にします。原告と被告が留意すべき事項を提言します。
10:00-11:00 浜岡訴訟の論点(地震評価の妥当性(国の防災会議が定めた地震加速度応答スペクトルの妥当性、プレート固着域評価の妥当性、S1とS2評価の妥当性、発生確率の低い大地震の評価の妥当性)、老朽化評価の妥当性)
11:00-12:00 判決書の構成と特徴(志賀訴訟との比較)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 個々の論点の検討論理(志賀訴訟との比較)
14:00-15:00 判定基準の絶対性と相対性(志賀訴訟との比較)
15:00-16:00 地震と工学の不確実性の問題(新潟県中越沖地震における想定を越える地震加速度に襲われた柏崎刈羽発電所の瑕疵の要因分析)
16:00-16:30 自由討論
(3)担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「日本の原発は地震に強いか」、日経ものづくり、12月号、日経BP社、pp.87-94(2007)、②桜井「浜岡訴訟と志賀訴訟の判決書の詳細分析-判決根拠の対照的視点-」 (書き下ろし、2008)
(5)応募資格 原子力施設、特に、原子力発電所の耐震安全性に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(7)「核燃料サイクル施設の核的安全性セミナー」(最近2年半に7回実施)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 核燃料サイクル施設に適用されている未臨界維持のための技術基準や安全解析の考え方、解析法、評価精度の現状について、全体的に扱います。
10:00-11:00 核燃料サイクル施設の概要
11:00-12:00 核燃料サイクル施設の核的技術基準(ANSI/ANS 57.2-1983等)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 安全解析の考え方・解析法・評価精度
14:00-15:00 個別施設Ⅰ(ウラン濃縮施設・ウラン加工施設・新燃料輸送容器・原発新燃料保管庫)
15:00-16:00 個別施設Ⅱ(軽水炉炉心・原発や再処理施設の使用済み燃料貯蔵プール・使用済み燃料輸送容器・中間貯蔵施設・再処理施設・プルトニウム加工施設)
16:00-16:30 自由討論
(3)講義担当者 桜井 淳(原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①書き下ろし論文(当日配布) 、②桜井「核燃料サイクル施設の核的安全性評価法の現状分析」(2008)、③桜井「「MCNPによる中性子・光子の輸送計算」講義ノート」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003)、④桜井「六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)
(5)応募資格 核燃料サイクル施設の核的安全問題に関心のある者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)。
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(8)「機器・配管等の破壊のメカニズムセミナー」(最近20年に9回実施)
(1)主催 桜井淳事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 主に過去38年間に日本の原子力発電所で発生した事故・故障の原因分析と安全対策の事例を設計条件に遡って全体的に考察します。
10:00-11:00 原子力発電所の設計条件(「マーシャルレポート」「PWR高経年炉報告書-美浜1号機事例-」「BWR高経年炉報告書-福島第一1号機事例-」の分析)
11:00-12:00 高サイクル疲労破壊
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 応力腐食割れ(粒界腐食割れ・照射下応力腐食割れ含む)
14:00-15:00 腐食・減肉破壊
15:00-16:00 中性子脆化と脆性破壊(船舶・化学プラントの事例も含む)
16:00-16:30 自由討論
(3)講義担当者 桜井淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井「原子炉安全評価のための技術的・定量的検討事項」、
Trans.At.EnergySoc.Japan, Vol.2, No.4, pp.567-579(2003)、②③④⑤桜井「機器・配管等の破壊のメカニズム」(日本原子力情報センター刊行セミナーテキスト、資料番号9911812(1999),資料番号0106864 (2001), 資料番号0206893(2002), 資料番号0410953(2004))
(5)応募資格 原子力発電所の安全性に興味を持っている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)。
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(9)「科学技術社会論セミナー」(最近2年半に11回実施)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
東大駒場正門_______________________________________東大駒場東西方向の銀杏並木
10:00-11:00 科学論・技術論・安全論の現在(金森修・中島秀人編著「科学論の現在」と桜井所長の技術論・安全論の著書20冊を基に論理化)
11:00-12:00 科学技術社会論の現在(小林傳司編「公共のための科学技術」と桜井所長の技術論・安全論の著書20冊を基に論理化)
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-14:00 技術の社会構成論(Wiebe E.Bijker : The Social Construction of Technology Systems, MIT Press(1989)と桜井所長の技術論・安全論の著書20冊を基に論理化)
14:00-15:00 日本の原子力安全規制論(科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文)桜井「日本の原子力安全規制策定過程におけるガバナンスの欠如」No.5, pp.155-169(April, 2008)を基に論理化)
15:00-16:00 原子力技術の社会構成論(科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文)桜井「原子力技術の社会構成論―米国と日本の比較構造分析―」(No.7,pp159-180(Oct.2009))を基に論理化)
16:00-17:00 自由討論
(3)講義担当者 桜井 淳(科学技術社会論学会会員 ; 社会科学に関する科学技術社会論学会口頭発表4件・日本原子力学会和文論文誌掲載論文2編・科学技術社会論学会論文誌掲載原著論文2編・科学技術社会論学会論文誌投稿中原著論文2編・米国科学社会学会Society for Social Studies of Science口頭発表(2010.8)準備中1件・欧州科学技術論連合European Association for the Study of Science and Technologyの実質的論文誌"Social Studies of Science"に投稿を意図した原著論文準備中1編)
(4)配布資料 ①桜井「原発事故分析をとおしての「科学社会学」の方法論」、Trans.At.Energy Soc.Japan,Vol.1,No.4, pp.462-468(2002)、②桜井「原子力発電所の事故・故障分析の方法論-安全性評価のための技術的・定量的検討事項-」、Trans.At.Energy Soc.Japan,Vol.2, No.4, pp.567-579(2003)、③桜井「20年間の社会的実践記録を基にした科学技術社会論研究の方法」(東大大学院総合文化研究科ゼミ発表資料、26p, 2005)、④桜井「日本の原子力安全規制策定過程におけるガバナンスの欠如」、科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」、No.5, pp.155-169(April, 2008)、⑤桜井「原子力技術の社会構成論-米国と日本 の比較構造分析-」、科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(No.7,pp159-180(Oct.2009))、⑥桜井「原子力ナショナルプロジェクト論(Ⅰ)」(科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文、投稿中、2009.8)、⑦桜井「原子力ナショナルプロジェクト論(Ⅱ)」(科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文、投稿中、2009.9)、⑧「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))
(5)応募資格 科学論・技術論・安全論・社会論を全体的に把握したいと考えている者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(10)「モンテカルロ基礎理論セミナー」(最近10年に31回実施)
(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
1日目(初級コース)
炉物理理論や中性子輸送理論の講義は、Alvin M. Weinberg and Eugene P. Wignerによる”The Physical Theory of Neutron Chain Reactors”, The Univ. of Chicago Pressによりますが、個々の物理過程に桜井所長が企画・編集した連続エネルギーモンテカルロ教科書「モンテカルロ計算ガイドライン」(JAERI-Rev. 2002-004)の理論を組み込みモンテカルロ基礎理論として体系化した桜井「「MCNPによる中性子・光子輸送計算」講義ノート」(Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003))がテキストとして利用されています。
10:00-11:00 連続エネルギーモンテカルロコード、核データファイル、ポイントワイズ中性子断面積編集システム、汎用中性子断面積ライブラリ及びその他関連ライブラリの現状
11:00-11:30 積分出現粒子密度方程式の導出及び物理的意味
11:30-12:00 乱数及び酔歩
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-13:30 計算値の妥当性評価(誤差論、臨界計算における線源相関、中性子断面積の共分散の考慮)
13:30-14:00 各種分散低減法(特にウエイトウインドウ(WW)法及びWWジェネレータの理論、中性子深層透過計算におけるウェイト下限値最適推定法、物質密度減少法)
14:00-14:30 最適エスティメータ設定法
14:30-15:30 臨界計算法
15:30-16:00 モンテカルロ固定線源問題最適計算法
16:00-16:30 質疑応答
2日目(上級コース)
原子力分野におけるモンテカルロ計算の現状と最適計算のための改善すべき事項を中心に講義します。
10:00-11:00 桜井・他「モンテカルロ法による中性子・光子輸送シミュレーションの現状」、 日本原子力学会誌,、 Vol.41, No.6, pp.614-627(1999)
11:00-12:00 桜井・他「国内大型原子力施設へのモンテカルロ計算適用の現状、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.2, pp.201-214(2003)
12:00-13:00 桜井・他「モンテカルロ法による高エネルギー輸送計算の現状、(書き下ろし)
13:00-14:00 桜井・他「モンテカルロ法による中性子深層透過計算でのウェイト下限値の推定法」、 Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.2, pp.172-176(2005)
14:00-15:00 桜井・他「公開文献から読み取れるモンテカルロ計算における分散低減法適用に見る懸念事項」、 Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.3,pp.219-226(2005)
15:00-16:00 桜井・他「原子力分野におけるモンテカルロ法解析の教育方法」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.4, pp.248-258(2005)
16:00-16:30 質疑応答
(3)講義担当 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井所長が企画・編集した「モンテカルロ計算高度化」研究専門委員会編「モンテカルロ計算ハンドブック」(会員価格5000円)(日本原子力学会、2006)
(5)応募資格 モンテカルロ計算をしているか将来予定している者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 20名
(7)参加費 30000円(配布資料「モンテカルロ計算ハンドブック」代金含む
すでに10年くらい前のことですが、私は、日本原子力情報センター主催の実務セミナー「機器・配管等の破壊のメカニズム」(10:00-16:30)の講師を務めたことがありました。一日中しゃべると、16:00頃には、声がかすれ、それどころか、喉が痛くなり、声がまったく出ないこともありました。何も見ないで一日中しゃべるのは、大変な作業であり、それでも、修行と考え(将来、どこかの大学の教壇に立った時、話し方や教え方の経験が役立つと考えたからです)、誠心誠意、務めました。
参加者の大部分は原子力産業界の一流企業のエンジニアでした。私は、20年間に、同主催のさまざまなテーマでのセミナーの講師を計15回くらい務めました。
「機器・配管等の破壊のメカニズムセミナー」開始前、会場に、原研研修所の杉輝夫さんがいたため、それまで特に親しくしていたわけではなく、ただ、名前を知る程度でしたが、それでも、セミナー参加へのお礼を込め、しばらく雑談していました。セミナー参加費は、50,000円ですから、本当の意味での大切なお客様のひとりです。私がつぎに杉さんと顔を合わせたのは、モンテカルロシミュレーション研究会(代表桜井淳)主催の「モンテカルロ基礎理論セミナー」(10:00-16:30)でした。杉さんは、途中で質問したりしていましたが、講師が顔見知りであったための気安さからか、質問の域を逸脱し、解説したりしていたため、多少の違和感は、ありました。
杉さんとつぎに顔を合わせたのは「【高速PCによる計算演習】モンテカルロ法による核燃料サイクル施設の臨界安全解析セミナー」でした。つぎは「【高速PCによる計算演習】モンテカルロ法による遮蔽安全解析セミナー」でした。セミナー開始前までは熱心な人だと感じました。私のセミナーに3回くらい参加した人は少なくありませんでした。セミナーの作業手順は、①連続エネルギーモンテカルロ計算コードMCNPの概要説明、②MCNPインストール、③バッチ処理による計算実行、④最適計算法の設定法、⑤計算結果の評価法でした。
セミナー内容は、参加者に高度な知識と技術を習得させるため、最初から、非常に密度の高い作業内容でした。ひとりでも予定どおり進めなければ、他の人達の足を引っ張ることになり、迷惑をかけることになります。そのため、私は、教材の内容を吟味し、ひとつのセミナーの計算内容に対しても、事前に、計算条件を変更して、計30ジョブくらい計算し、計算時間と計算結果の把握、それに、問題点について、検討しておきました。
セミナー開催案内には、基本的な遵守事項(PCのOSと処理速度の報告(MCNPパッケージを主催者作成のCDからオートインストーラを利用してインストールするため、OSとしては、WINDOW'S 95, 98, ME, 2000であることを注意しておきました)、CDとFDの読み込み機能を有すること)が記載されていたため、参加者がルールを守れば、すべてうまく行くはずでした。MCNPパッケージとは、①MCNPプログラムをコンパイルした実行形式、②バイナリ形式の断面積ライブラリ(JENDLから編集した340核種の中性子断面積ライブラリ、熱中性子散乱則ライブラリ、光子相互作用断面積ライブラリ、電子相互作用断面積ライブラリ)、それに、③教材用のMCNPサンプル入力でした。すべて、カードイメージ形式でインストールすれば、1Gbytesにも達しますが、当時のPCのCドライブの容量からして、すぐに確保できる容量である150Mbytesにするため、断面積ライブラリ等は、すべて、バイナリ形式にし、できるだけ縮小していました。しかも、短時間でインストールできるように、インストール用のCDに工夫を施しておき、2分間でインストールできるようにしておきました。
ところが、作業を開始しようとしたところ、参加者のうち、杉さんだけがインストールできませんでした。杉さんが持参したのは、当時としては、最新OSのXPを搭載したPCでした。杉さんのルール違反でした。それでも何とか緊急対応策を施しましたが、インストールできず、セミナーの作業密度と計算演習の手順からすれば、1時間の試行錯誤やロス時間は、昼休みをなくすことによって、何とか回復できますが、それ以上のロス時間となると、セミナーの成立性にかかわるため、それによって、遠方から来た他の参加者に迷惑がかかるため、講師としては、決断せざるを得ませんでした。そのため、杉さんには、大変失礼とは思いましたが、他のルールを守った参加者を救うため、やむを得ず退室命令を下しました。
杉さんは、「【高速PCによる計算演習】モンテカルロ法による核燃料サイクル施設の臨界安全解析セミナー」では、指定OSのPCを持参して正常に計算していましたが、なぜ、「【高速PCによる計算演習】モンテカルロ法による遮蔽安全解析セミナー」に指定外のOSのPCを持参してしまったのか、よく分かりませんでした。最新式の物を自慢したかったためなのか、それとも、主催者が、なぜ、OSを指定していたのか、その意味が理解できなかったためなのか、それは、杉さんしか知らないことですが、主催者からすれば、"道場破り"と解釈され、追い出されることになります。私は、そのような"道場破り"に対しては、たとえ、東大でも、原研でも、三菱重工業からの参加者でも、絶対に容認せず、厳しく対応しています。
2002年から今日まで高速PCによる各種モンテカルロ計算演習セミナー(本欄バックナンバー参照)の講師を務めた桜井淳所長からの報告を総合すれば、"招かざるお客様"(参加してもらいたくない迷惑な人達)とは、次のような人達のことです。
(1)募集要項に反してPC使用経験のまったくない人(原研那珂研研究者)。
(緊急策として、そのような人に対しても、操作手順をひとつひとつ指示して、他の参加者と同じように学べるようにしました。)
(2)募集要項に反してOSと処理速度(何GHzか)の報告をしてこない人(原研東海研研究者や阪大レーザー核融合研教員等)。
(申込者の中には、報告義務の意味を理解できていない人がおり、OSは、作成したプログラムインストール用CDが指定OSのオートインストーラーによって確実に読み込めることの確認であり、処理速度は、モンテカルロ計算には時間がかかるために、他の人達と同じように計算実行が可能かどうかの確認のためで、中には、いまでも、2-3GHzの時代に、無断で、150-300MHzのPCを持参する人もいましたが、緊急策として、そのような人達に対しても、ヒストリー数を減らして計算させ、他の人達と同様に、定量的な議論をしました。)
(3)募集要項に反して指定OS以外のOSを搭載したPCを持参した人(原研東海研研究者)。
(プログラムのインストールができないため、ルール違反を理由に、退室命令を出しました。)
(4)当日無断欠席する人(原研大洗研職員やサイクル機構東海事業所職員等)。
(、本人と上司に注意し、それでも改まらない組織については、参加させない方針です。)
(5)募集要項に反して組織内の共用PCを持参して設定条件がまったく分かっていない人(サイクル機構東海事業所職員)。
(インストールできなかったため、対応策がなく、偶然、サイクル機構東海事業所が開催組織場所に近かったため、正常なPCを取りに行かせました。)
(6)当日持参したPCが壊れていた人(企業から原研への出向者)。
(開催組織内の人であったため、すぐに、正常なPCを取りに行かせました。)
(7)当日持参したPCのCDドライブが作動不能だった人(中部電力エンジニア)。
(緊急策として、インストールした人のPCからUSBで記憶させ、CDが不能な人のPCにそのUSBの情報を読み込ませ、予定どおり、計算演習を行わせました。)
(8)インストール用プログラムと入力データを記憶させたCDの手を触れてはならない面に指紋を付けてしまった人(高エネルギー研研究者)。
(インストールしても正常に計算できない原因が分からず、午前中の2時間、原因究明を行い、手を触れてはならない面に指紋が見えることに気付き、テッシュペーパーでていねいに拭き取り、再インストールしたところ、正常に計算できました。)
(9)セミナー進行の秩序を乱す人(原研東海研研究者)。
(その場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)
(10)講師の注意事項をまったく聞いていない人(日製の原子力部門エンジニア等)。
(桜井所長はその場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)
(11)講師に対して失礼な発言や態度の人(三菱重工業エンジニア等)。
(その場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)
なお、国際会議や研究会の開催経験に拠れば、どのように注意して対策を立てても、約6割の参加者はごく普通の問題ない人達ですが、約3割の参加者は"招かれざるお客様"であり、残りの約1割の参加者はかくありたいと願うくらい優秀な人達でした。問題は約3割の"招かれざるお客様"への対応です。
そのような人たちに対しては、直接本人と上司にそのことを報告して注意し、それでも改まらない場合には、該当組織から参加させない方針です。求めている人物は、真面目で、誠実で、礼儀正しく、向学心のある人で、特別な条件を課しているわけではありません。
2007年4月からのセミナー有料化にともない(2002年4月から2007年3月までの約400名の参加者に対しては、研究目的のセミナーであったために、無料でしたが、それ以降の約200名に対しては、有料です)、ピジネスに徹するため、セミナー事務局担当者は、参加申込者に対して、2-3回のメールのやり取りの過程から、たとえ定員に満たなくても、上記条件を満たしていると受け止められる人達しか参加を認めないようにしています(ひとりもいなければ中止します)。これまでの約600名からのメールでの申込内容(組織名・所属・メールアドレス・参加目的)は、すべて保存してありますので、当時のセミナーの様子や進捗状況をいつでも再現することが可能です。
"好ましい人達"の生態学は次のように要約されます。
(1)申し込みのメールや事務局からの質問に対する返信メールの内容が的確であって、自身の信頼性の証明や目的・ゴールを明確に表現できること、
(2)開始時刻を守れること、
(3)受講や質問の際の表現がうまく、自身に能力があることをそれとなく表現できること、
(4)周囲に分からない人がいると、それとなく助けることができること、
(5)全体がうまく進むような配慮ができることです。
特に、(4)を評価しています。これまでの約600名の参加者のうち、特に、最も優秀だと感心したのは、東大大学院工学研究科原子力専攻の人(桜井所長の知り合いのM先生の指導を受け、大学院修了後、動燃の外来研究員、原研の外来研究員を経て、当時、筑波研究学園都市にある産業技術機構に就職したばかりとのことでした)で、服装・言葉使い・質問の仕方・討論の仕方・知識の表現等、すべて、パーフェクトであって、それ以上のものは望めないと思えるほどでした。
そのことを、大学院の時の指導教官のM先生と原研の外来研究員の時のN室長にメールで伝え、最大限の賞賛と敬意の気持を表現しました。良くできると感心する人は、これまでの約600名の参加者のうち、1割の60名で、その中でも、特に優秀で賞賛すべき人は、2-3名にすぎません。その2-3名に出会えることを楽しみにしています。