福岡県警、捜査本部設置
福岡市西区能古の能古島の海岸で１５日午後３時１５分ごろ、女性の変死体が打ち上げられているのが見つかった。遺体は腰の部分だけで、福岡県警は、上半身や脚などを切断した殺人・死体遺棄事件とみて捜査本部を設置。県警は１６日、ＤＮＡ鑑定などから、遺体は今月６日から行方不明になっていた福岡市博多区堅粕５丁目の会社員諸賀礼子さん（３２）と特定した。
発表によると、遺体はへその下付近の下腹部から、両脚の付け根部分までで、着衣はなかった。生存時に切断された場合に生じる出血などの生活反応は確認されず、県警は、死後に、鋭利な刃物で遺体が切断された可能性が高いとみている。
県警によると、諸賀さんは２階建てマンションに１人暮らし。６日に仕事仲間とゴルフに行く予定だったが現れず、７日に上司が県警に届け出た。
諸賀さん宅は施錠され、現金数万円が入った財布やバッグが残されており、ベランダの窓ガラスが内側から割れていた。諸賀さんに失跡する理由が見当たらないことから、県警は事件に巻き込まれたとみて、交友関係などを調べていた。
諸賀さんの勤務先によると、無断欠勤などはなく真面目な勤務態度で、関係者は「職場でのトラブルなども聞いておらず、原因が分からない」と話している。
能古島は博多湾の中央に位置し、人口は約８００人。住民同士の結び付きは強いといい、地元漁師の男性（５５）は「遺体が入るような大きなバッグを持った人は怪しまれるし、住民が駐在所にも通報する」と強調。県警は、島外で遺棄され、島に漂着した可能性が高いとみている。
（2010年3月16日 西日本新聞）
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/158916
諸賀礼子さん
続報は随時追記・・・・。
福岡市西区の能古島の海岸で、会社員、諸賀礼子さん（３２）＝同市博多区＝の切断遺体が見つかった事件で、交通事故の相手と紛争になっていた様子をインターネットの会員制サイトに書き込んでいたことが１７日、分かった。西署などの捜査本部が事件との関連を調べている。
サイトへの書き込みは１月３日付。今年の抱負を、交通事故をめぐる紛争をめぐり、「大みそかに１０回、元旦に７回の着信。昨日は３回、今日は２回。私にも我慢の限界がありますが、ここでもう少し我慢します」と不審な電話に悩んでいる様子が記されていた。 昨年１２月２６日付の書き込みによると、諸賀さんは同１１月、帰宅途中にオートバイとの交通事故に遭ったが、過失割合に関して言い分が食い違い、紛争に。「家の前に本人らしき人がうろついてるのを見たから、その後もかなり警戒して帰ってきてます」と不安を募らせる様子を記していた。
（2010.3.17 産経ニュース）
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100317/crm1003170922006-n1.htm
所持品ほぼ室内に
福岡市西区の能古島で会社員諸賀礼子さん（３２）の遺体の一部が見つかった事件で、諸賀さんが私用の携帯電話以外、ほぼ何も持たない状態で行方不明になっていたことが１８日、捜査関係者への取材で分かった。福岡県警は、諸賀さんが自宅に招き入れたり、急に近くに呼び出されたりするなど顔見知りによる犯行との見方を強め、周辺捜査を進めている。
捜査関係者や勤務先の医薬品卸会社によると、諸賀さんは勤務先を出た５日午後７時から、ゴルフのため同僚が自宅を訪ねた翌６日午前５時までの間に行方不明になった。通勤に使っていたマイカーは自宅マンション駐車場にあり、車の鍵も自室にあったことから、いったん帰宅した後、行方が分からなくなったとみられる。
県警が室内を調べたところ、諸賀さんが普段、持ち歩いている仕事用の携帯電話やバッグ、現金数万円入りの財布、キャッシュカードなどは自宅に残されたままだった。見当たらないのは私用の携帯電話や自宅の鍵程度で、県警は、諸賀さんが買い物や食事などで外出しているときに、トラブルに巻き込まれた可能性は低いとみている。
県警によると、割れていた諸賀さん宅のベランダの窓ガラスは、破片などから室内側から割られていたことが分かっている。自宅はオートロックのマンション２階で、面識のない人間が室内に押し入った可能性も低いとみられている。
近くの住民によると、諸賀さんが行方不明になる直前の３日と４日の未明、諸賀さんのマンションから男女が言い争う声がしたといい、県警は事件との関連を調べている。
（2010年3月18日 西日本新聞）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100318-00000024-nnp-l40
交通事故の相手とトラブルになっていたという話も。
バラバラにして海に遺棄したとしたら、分らないと思ったのでしょうね。
でも、遺体が特定されてしまったら、解決は早いかもしれませんね。
意外にはやく身元が判明しましたね。
報道は遺体発見が先に出てしまいましたが、
遺体が発見される以前から、突然の理由なき行方不明ということで事件性ありとして、警察はすでに捜査を始めていたようですから、もしかしたらということでＤＮＡ鑑定で一致したのでしょうね。
今後の捜査の行方を見守りましょう。
諸賀礼子さんがミクシィに書いていたようです。
諸賀礼子さんが、車で会社からの帰りに交差点内でバイクと事故。
女性は直進で、相手は右折対向。
第三者調査機関の公平な判断割合でも女性が１５％で相手が８５％。
バイクの男は任意保険に入ってなくて、バイクの修理を全部児を性の保険で負担して欲しいと言う。
当然、双方の保険会社は折り合わない。
で、相手の男は女性の家まで行くと言い出した。
という経緯のようです。
この男が執拗につきまとっていたんですかね。
そのバイクの男も危険なやつだな。
当然警察もバイクの男のことは掴んでいるだろうけど、
疑わしくても、いまは何も言うまい。
五右衛門さん
こんばんは。
追記にもありますように、諸賀礼子さんとバイク男との間に交通事故でのトラブルがあったようで、TAKAさんが内容を補足してあるとおりですね。
女性が行方不明になる前に、男女の言い争う声も聞いている住民もいたようです。
近日中に重大な展開があるかもしれませんが、
捜査の行方をまちましょう。
犯罪が多い福岡でも能古島での女性遺体発見は、かなりセンセーショナルな事件のひとつです。
交通事故でのトラブルの相手の線が濃いような報道ですが、それ以前に、この人が住んでいる場所を「閑静な住宅地」と表した全国ネットの朝のワイドショーにはびっくり。
昔から福岡に住んでる人間にとってこのあたりは「普通の人が住む場所」ではなく、もし自分がそこに一人暮らしをする、と言えば、親は身を持って阻止したでしょう。
そのくらいの「場所」なんです。
彼女は鹿児島大で、でも出身は福岡ということで、なぜ親がそういうことを無視して娘をそんな場所に「一人暮らし」させたのかが残念でなりません。
子供の頃、親から「通るものいけない」と言われたような、このような場所は福岡市には数箇所あり、中国人による一家４人殺害事件もそういう場所です。
言い争い、叫び声を上げたくらいでは、誰も通報しません。。
それが日常だから。
まあ、もともとＴＶのワイドショーや報道についても、
結構いい加減なところがありますし（笑）、そこまで深く取材もしないでしょう。
地域のことはやはり生活してる方々にしか解らないところもあります。
まだ他の遺体部分が発見されていませんが、
被害者の部屋の様子から、面識のある人間の犯行という線が強くなったようですね。
当然、事故の相手の男も含まれるのでしょうが、
ふと、あまり先入観は持たないほうがいいのかもしれないと思ってきます。
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