澤田沢治の雑記帳

登場人物紹介

貧困ビジネス2 2010年03月27日(土)

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 大阪市消防局と健康福祉局とが合同で其の施設に立ち入り検査を実施したのです。何処て、前から問題になっている「社会福祉施設JEC」なる所なのです。日本橋5丁目に在る「元ソフマップ4号店跡」の8階建てのビルなのです。以前より浪速警察も内偵に入っていたとか。3月9日時点では未だ「私たちは大阪市と共に生活困窮者を応援しています!」と書かれた看板を出していたのです。この施設、高さ1.8mの間仕切りで仕切った7.5平米の居室が48有るのです。既に34人が生活保護を受け入居していたのです。大阪市の規定では居室は7.4平米以上無ければならない事になっているのです。まあ、ギリギリクリアしているのですが、1.8mの間仕切りではプライバシーが充分保てないし、中には窓が無い居室も有って、劣悪な環境だとの理由で、利用者の生活支援という主旨に合わない施設と大阪市は判断したのです。しかも家賃は4万2千円と生活保護所帯の家賃としては最高額を設定しているのです。家賃相場としては大阪市内に限定しても17平米で管理費込みで2万2千円、風呂・台所・バルコニー付き(96年8月築)なんて物件や、浪速区で風呂は無いのですが13.2平米で1万5千円なんてのも有るのです。この広さでこの家賃を考えると、とても生活困窮者を応援しているとは言え無いのです。まあ、先日その文言のステッカーは外したし、「入口は此方・・」なんて表示も現在は無いのですけどね。一寸探したのですが、4万2千円も出せば23.47平米のワンルームマンションが借りられるのです。大阪市は既に生活保護を支給している人には転居を指導する事とし、今後はこの施設を「保護の居宅先としては認めない」方針とか。何故、発覚したかと言えば2月半ばに健康福祉局に「日本橋ショップヘッドライン」を運営する方から問い合わせが有ったとか。其の後、保護司による立入が有って、更に実態が分かったようで、大阪市もやっと其の重い腰を上げたようなのです。いや、比較的早かったと評価するのです。
 


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