人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第三話「突然舞い込んできた不慣れな業務」
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有限会社「ダイアトニック♪」は、日々の業務の中でさまざまな物を作り上げ、 お客様に提供していましたが、、、ある日、突然「今まで受けたことのないオーダー」を お客様から受けてしまいました。 主に「楽しいもの」・「前向きになれるもの」を中心に作って提供していた彼らに対して、 お客様がオーダーしたものは、なんと「少し悲しくなるようなものが欲しい」とのこと。。。 「これまた世の中には奇妙な趣向を持ったお客様もいるものだ、、、(^^;」 。。。などと暢気に構えている場合じゃありません。 ・・・そんなものをまったく作ったことのない彼らは戸惑いました。 もちろん「そんな物を作るマニュアル」なんて社内にはありません。 これから急いで【それに見合ったマニュアル】を作らなければいけなくなってしまいました。 慣れない業務・注文に、みんなで試行錯誤を繰り返し繰り返し、、、、、、 各社員が自分の役割を見直し、Ⅰ社長(トニック社長)の決断において出来上がったものは。。。 Ⅰm Ⅱm(♭5) ♭Ⅲ Ⅳm Ⅴm ♭Ⅵ ♭Ⅶ というもの。 さらに今までの経験を活かして、すぐに「自分の範囲で出せる力」も即座に作り上げられました。 ⅠmM7(またはⅠm7) Ⅱm7(♭5) ♭ⅢM7 Ⅳm7 Vm7 ♭ⅥM7 ♭Ⅶ7 ・・・・・・色々と力関係が逆転しています。 Ⅰ社長がマイナー?Ⅳ専務(サブドミナント専務)まで・・・ (しかしマイナーの上にメジャーを付けることも可能なところは、さすが社長!!!) さらに極めつけは「Ⅴ本部長(ドミナント本部長)とⅦ君」の立場が真逆に・・・ Ⅴ本部長がマイナーで、その代わりに直属の部下のⅦ君が「以前の本部長と同等の力」を・・・??? そしてⅤ本部長の親友である「Ⅱさん」なんて「以前のⅦ君の立場」になっています。 (さてさて、こんな世界観になって喜んだのは、今まで活躍の場が余りなかった「Ⅶ君」です。 まさに「ようこそ!私の世界へ」という気持ちでしょう) それぞれを見比べてみましょう。 ビフォー アフター ⅠM7 → Ⅰm7 or ⅠmM7 Ⅱm7 → Ⅱm7(♭5) Ⅲm7 → ♭ⅢM7 ⅣM7 → Ⅳm7 Ⅴ7 → Ⅴm7 Ⅵm7 → ♭ⅥM7 Ⅶm7(♭5) → ♭Ⅶ7 「・・・まぁ、これも仕事なのだから仕方ない(´Д` ♪あ〜きらぁめぇましょ〜 諦めまぁしょぉ〜♪」 そんなことよりも 「よし!これならお客様のご要望通りのものが作れるだろう!」と意気込む社員。 「それに【作り方にも2通りのやり方がある】って分かっただけでも、 今回の【少し悲しいものを・・・】という注文をしてもらえて、本当に良かったよ」 「ダイアトニック♪」の社員たちは、新しい製作方法を身に付ける事となり、 今までのやり方を「メジャースケール(長調)」・・・そして今回のお客様のご要望によって 新しく作られた体制を「マイナースケール(自然的短音階)」と名付けて、 早速その「少し悲しいもの」を「マイナースケール」で作り始めました。 ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・しかし、いざ製作を開始してみると【とある大問題】が発生しました。 出来上がったものは、どれも「悲しすぎるもの〜悲しいもの」ばかり お客様からの注文は「少し悲しくなるようなもの」です。 誰も「思いっきり悲しくなるようなものを作って」などとは言われていません。 「これではお客様からクレームが来るかもしれない。。。」 完全に壁にぶつかってしまった7人・・・さて、どうやってこれを乗り越えるのでしょうか・・・ 第四話「やはりⅤ本部長は最重要人物(?)」に続く にほんブログ村ランキング 更に上位目指して頑張ります☆ご協力ヨロシクです☆
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