記事入力 : 2010/04/02 10:27:15
哨戒艦沈没:事故当時、M1.5の人工地震を感知
TNT爆薬180キロの爆発力に相当
先月26日の哨戒艦「天安」の沈没事故当時、ペンニョン島付近の海域で、マグニチュード(M)1.5の人工地震が感知されていたことが1日、分かった。合同参謀本部はこれを、「天安」沈没の時間を推定する根拠の一つとして提示した。
気象庁は、先月26日午後9時21分59秒から8秒間、ペンニョン島地震観測所でM1.5の衝撃を感知したと発表した。ペンニョン島の観測所と「天安」沈没地点の距離は約10キロ。
気象庁によると、当日測定された地震波が自然地震の可能性は全く考えられないという。自然地震が発生すると、P波(縦波で、伝わる速度が速い)とS波(横波で、伝わる速度が遅い)の二つの地震波が時間差で観測され、P波が先に観測所に到着する。P波とS波の到着時間差から、震源が推定できる。ペンニョン島観測所は、今回の地震はP波とS波に分かれていないため、自然地震ではなく人工地震だと説明した。
気象庁が観測したM1.5は、TNT爆薬180キロの爆発に相当する。だが、「天安」の下で衝撃が発生していれば、実際の衝撃はもっと大きかったはず、と気象庁は推定する。衝撃が海水を伝わり、ペンニョン島観測所に伝わる過程で、強度が弱まったとの推測だ。
趙虎鎮(チョ・ホジン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) 2008 The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
- 哨戒艦沈没:野党「北による攻撃の可能性は低い」
2010/04/02 11:45:24
- 哨戒艦沈没:「陰謀論」を警戒する与党、情報公開求める
2010/04/02 11:45:20
- 哨戒艦沈没:船尾の大きさは船体の約半分 2010/04/02 11:16:54
- 哨戒艦沈没:底引き網漁船に回収作業を要請 2010/04/02 11:15:57
- 哨戒艦沈没:船尾の食堂は完全に浸水(下) 2010/04/02 11:13:48
- 哨戒艦沈没:船尾の食堂は完全に浸水(上)
2010/04/02 11:13:43
- 哨戒艦沈没:「北による攻撃の可能性、6-7割以上」 2010/04/02 10:42:42
- 哨戒艦沈没:李大統領「政治的に利用してはならない」 2010/04/02 10:37:25
- 哨戒艦沈没:事故当時、M1.5の人工地震を感知 2010/04/02 10:27:15
- 哨戒艦沈没:軍が海底の映像を追加公開
2010/04/02 10:22:01