哨戒艦沈没:軍が海底の映像を追加公開

熱線観測装置で「熱」感知されず

「水中爆発」を裏付けか

 軍当局が1日に公開した40分間の熱線観測装置(Thermal Observation Device=TOD)による動画は、哨戒艦「天安」が爆発した直後に船尾部分が切断したことをはっきりと示している。また、切断した部位は人の体温より低い温度と表示されている。これは、「内部の爆弾や油類が原因ではなく、外部である水中で爆発が起きた」という推論を裏付けるものだ。だが、軍関係者は「爆発・切断が発生した後、ある程度時間が経過してから録画されたものなので、切断部分に熱があるかどうかを判断することはできない」としている。

 この動画が初めて撮影されたのは午後9時23分47秒と記録されている。しかし、このTODは実際の時間より2分40秒進んでおり、軍当局は「実際の撮影開始時間は午後9時26分27秒」と説明している。この動画は西海(黄海)・ペンニョン島の海岸を驚備する海兵隊兵士が撮影したものだ。

張一鉉(チャン・イルヒョン)記者

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る