 |
2010年4月1日(木) 19:20 |
|
|
 |
日銀短観、最悪の時期は脱した
新入社員を迎え企業の新年度がスタートしました。 今の景気について岡山県内の多くの企業は、「最悪の時期は脱した」と判断していることが、日銀がまとめた短観=企業短期経済観測調査で明らかになりました。
調査は、日本銀行岡山支店が県内の205社を対象に行ったものです。 景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた3月の業況判断指数は、マイナス21でした。 DIがマイナスとなったのは、おととし3月以来9期連続ですが、数値は3期連続で改善しています。 これについて日銀岡山支店は、「企業のコストダウン努力などが効を奏し、最悪期は脱したと考える企業が増えたのでは」と話しています。 しかし、今後の先行き予測の指数はマイナス26と悪化しています。 「エコポイント制度などの政策効果が今後薄れるのではないかという懸念がある」というのが主な理由で、日銀は、切れ目ない対策や需要の新たな掘り起こしが景気回復の鍵になると分析しています。
|
|