県内ニュース
イブニング・シックス
警察署再編スタート〜テレビ電話も(04月01日)
きょうから新年度がスタートしました。年度が新しくなったことでいろいろなことが変わりました。そのひとつが「警察署の再編」です。県内の警察署がこれまでの28署から22署の体制となりました。基本的には2つの警察署を統合させた上で規模の小さな警察署を分庁舎とする形です。新体制がスタートした各警察署の様子を取材しました。きょう午前0時―「富岡警察署」が「双葉警察署」という新しい名称に生まれ変わりました。県内の警察署はこの瞬間、これまでの28署から「22署と7つの分庁舎」という新しい体制になりました。警察署の再編は、組織力と事件事故への対応能力を強化する目的があります。県内の警察署が大幅に再編されるのは昭和29年の警察法の改正以来56年ぶりです。「三春警察署」は「小野警察署」と統合し、きょうから名前が「田村警察署」に変わりました。ここではこれまでとは少し違った方法で署長の訓示が行われました。「テレビ電話」を用いての訓示。署長の声は、離れた場所にいる「小野分庁舎」の署員に届くようになっています。このテレビ電話は分庁舎を置くそれぞれの警察署に備えられていて、今後は朝礼や会議などでも使われることになっています。新しく誕生した分庁舎では、これまでの警察署と同様、免許証の更新などの窓口業務のほか、事件・事故の捜査も継続することになっています。
県新採用職員辞令交付式(04月01日)
県にこの春採用された職員への辞令交付式では、一人ひとりの名前と配属先が読み上げられたあと、代表の岡部晃一(おかべこういち)さんに辞令が手渡されました。不況で採用を控える企業が増える中、今年度県に採用された職員は124人で、去年より28人多くなっています。緊張した面持ちで知事の訓示を聞いた新人職員たちは社会人としての第一歩に決意を新たにしていました。
東邦銀行で入行式(04月01日)
世界的に不安定な金融情勢の中、東邦銀行でも83人が、銀行マンとして新しいスタートを切りました。東邦銀行の今年の採用は、グループ企業あわせて93人で、各企業が新規採用を控える中、去年よりも7人多い採用となりました。入行式を終えた新人行員たちは早速あすからそれぞれの店舗に配属されることになっています。
認知症コールセンター開設(04月01日)
きょう、県内で初めて認知症についての相談を受け付ける専門のコールセンターが開設されました。「認知症コールセンター」が開設されたのは福島市渡利にある県社会福祉協議会(しゃかいふくしきょうぎかい)です。コールセンターは年々、認知症に関する相談件数が増えていることから県内では初めて開設されました。電話相談は平日の午前10時から午後4時までで認知症の家族の介護経験を持つ相談員が対応することになっています。電話番号は024―522―1122です。また、予約をすれば相談員と直接話せる面接相談も月2回行われます。コールセンターでは認知症患者やその家族に考え込まずに悩んだら気軽に相談して欲しいと呼びかけています。
現代美術作家の作品展(03月31日)
県内外の現代美術作家の作品を集めた展示会が伊達市の美術館できょうから始まりました。伊達市梁川町の美術館できょうから始まった「AJAC(あじゃっく)福島展」は芸術家の活動を支援する団体「AJCA」が毎年開いているもので福島での開催は今回が16回目です。AJACは「新しく考え、新しく行動し、新しく表現する」をコンセプトに活動していて国内外の現代美術作家およそ100人が所属しています。広々としたギャラリーには県内の作家14人を含めたあわせて29人の個性あふれる作品が展示されています。この「AJAC福島展」は伊達市梁川美術館で4月11日まで開かれています。
慧日寺の主要復元工事が終了(03月31日)
磐梯町が進めていた慧日寺(えにちじ)の主要部分の復元工事が終了し、明日からの一般公開を前にきょう関係者や地元の人にお披露目されました。国の史跡に指定されている慧日寺は1200年前の平安時代のはじめに僧侶徳一(とくいつ)によって開かれ会津の仏教文化の拠点となっていました。その慧日寺を復元しようと磐梯町では平成16年からおよそ7億7千万円をかけ工事を行ってきました。おととしには金堂(こんどう)、去年は中門(ちゅうもん)、そしてこのほど金堂と中門の間に石を敷き詰めた広場が完成しこれで慧日寺の主要となる部分の復元が終了しました。石の広場は当時の様子を忠実に再現したということです。また、去年10月から工事が行われてきた無料の休憩所も完成しここでは、慧日寺の復元作業の様子などを映像で見ることができます。さらに魅力アップした慧日寺は4月1日から一般に公開されます。
子ども座禅会(03月31日)
春休み中のこどもたちが精神集中です。白河市のお寺で子どもたちを対象とした座禅の体験会が開かれました。白河市の大統寺(だいとうじ)で開かれた子ども座禅会。このお寺では子供たちに昔の寺子屋のようにお寺に親しんでもらいたいと8年前から小学生を対象にした座禅会を開いています。きょう参加したのはおよそ10人の子供たちで中には千葉から参加した小学生もいました。子供たちのほとんどが座禅をするのは初めて。住職の指導で見よう見まねで座禅を組みますが上手く足を組むことができません。それでも拍子木の合図がかかると子どもたちは、心を落ちつかせ姿勢を正します。しかし、中には集中できず警策(けいさく)という木の棒を和尚さんからもらう姿もありました。この子ども座禅会は夏休みにも開かれる予定です。
東電が一原7・8号機の着工計画延期(03月31日)
東京電力は福島第一原子力発電所で計画している7・8号機の増設をそれぞれ1年延期することにしました。増設の延期はこれで14年連続です。東京電力がきょう発表した来年度の経営計画によりますと福島第一原発で計画している7・8号機増設の着工時期をこれまでの計画の来年4月からさ来年の4月に1年延期することになりました。増設計画の延期は14年連続となります。これを受け運転開始の予定も7号機は平成28年の10月に8号機は平成29年の10月にそれぞれ1年延期となりました。東京電力では地元で建設反対の要望があることや今後の大幅な電力需要の伸びが見込めないことなどを計画延期の要因としています。
飲料水ケースに火をつけた男を逮捕(03月31日)
福島市の民家に備え付けられていた飲料水の配達ケースに火を付けた疑いで近くに住む27歳の男が逮捕されました。現場近くでは放火と見られる火事が相次いでいて、警察が関連を調べる方針です。器物損壊の疑いで逮捕されたのは、福島市花園町の薬局事務員水戸康弘容疑者27歳です。警察によりますと水戸容疑者は去年10月、自宅近くの民家で扉に備え付けられていた飲料水の配達ケースに火をつけ、壊した疑いが持たれています。水戸容疑者は、市内のコンビニでハンドバッグなどを盗んだ疑いですでに逮捕されていて、今回の事件についても容疑を認めたためきょう逮捕しました。現場から半径およそ100メートルでは3年前から「自転車」や「のぼり旗」などが燃える被害が2十数件あり、警察が関連を調べる方針です。
会津ブランド認定式(03月30日)
きょう、会津の優れた素材や技術などを活かした地域産品に贈られる「会津ブランド認定式」が行われました。認定された商品のなかには会津の食文化として知られるあの「食材」もありました。選ばれたのは会津の自社牧場で馬を肥育し生産・加工した「会津畜産の馬肉」、伝統的な製法で手づくりされる「山田商店の会津絵ろうそく」、そして会津のハチミツ酵母エキスなどを配合した化粧品「咲乃シリーズ」です。会津の認定ブランドは優れた素材や技術を活かした会津を代表する商品に認められるもので事業は平成13年から始まり、今回で66品目となりました。特に会津の食文化には欠かせない馬肉はこれまでにもヒレやロース、モモは認定産品に選ばれていましたが今回は新たに他の部位も含めて会津ブランドとして認定されました。きょう認定された商品はこれから会津ブランドとして全国にPRしていくことになります。
田村市で親子心中〜背景に介護疲れか?(03月30日)
田村市の民家で無理心中と見られる親子の遺体が見つかった事件で、長男の死因は、首を圧迫されたことによる窒息だったことが分かりました。この事件はきのうの午後3時半ごろ、田村市船引町横道(よこみち)の渡邉初喜(はつき)さんの家で、初喜さんと、長男の初二(はつじ)さんの遺体が見つかったものです。初喜さんは小屋で首を吊った状態で、また、長男の初二さんはベットで布団を被った状態で見つかりましたが、その後の警察の調べで、初二(はつじ)さんの死因は首を絞められたことによる窒息だったことが分かりました。警察などによりますと、初二さんは体が不自由で普段は寝たきりの状態で、父親の初喜さんが1人で介護していたということです。自宅には、初喜さんと見られる筆跡で「疲れた」と書かれたメモが残されていたことから、警察では、介護疲れから無理心中したとみて調べています。
2月の有効求人倍率〜2ヶ月連続で上昇(03月30日)
仕事を探している人ひとりに対する企業からの求人の割合を示す県内の有効求人倍率は先月、0・36倍となり1月に続き2か月連続で前の月を上回りました。福島労働局によりますと県内の先月の有効求人倍率は0・36倍で、前の月を0・01ポイントとわずかながら上回りました。県内の求人倍率は今年1月に1年11か月ぶりに上向きに転じていて、これで2か月連続の改善となりました。福島労働局では電子部品や半導体製品の需要が高まっている製造業と、それに伴い物流が増加した運輸業でそれぞれ求人数が伸びたことが改善につながったとみています。今後の見通しについて福島労働局では、中国やインドに対する輸出の増加が見込まれることから、引き続き製造業を中心に求人数の増加を期待したいとしています。
各地で花見準備始まる(03月30日)
あさってから4月です。この時期に気になるものといえば、桜の開花予想じゃないでしょうか。冬に逆戻りしたような寒さの中、花見シーズンに向けて各地で準備が始まっています。毎年、花見茶屋が立ち並ぶ福島市の信夫山では先週から建てこみ作業が始まりました。オープンは去年と同じ来月1日を予定しています。きょうの福島市内は晴れていたものの最低気温は氷点下3度。平年より5度以上低く真冬並みの寒さとなり桜の開花まではもう少し時間がかかりそうです。一方、こちらはいわき市の桜の名所松ヶ岡(まつがおか)公園です。松ヶ岡(まつがおか)公園には280本のソメイヨシノがありますがあさってから始まる桜祭りを前に夜桜を彩るちょうちんの取り付け作業が行われました。しかし、けさのいわき市は最低気温が氷点下1・6度と平年より5度以上も低くこのところ寒い日が続いているためサクラはまだ蕾の状態です。松ヶ岡公園では開花予想日が来月3日で来月の1日から29日までは桜まつりがおこなわれる予定になっています。