2010年 4月 1日
きょうから4月企業で入社式
きょうから4月。新年度が始まりました。岡山香川の多くの企業では入社式が行われました。岡山市に本社を置くベネッセコーポレーションでは86人が入社しました。式では始めに福武總一郎会長が「激動する社会の中、大きな夢を持ちかかんに時代を切り開いてほしい」と激励しました。その後、新入社員たちは集まった約400人の社員の前で社会人になるにあたっての決意を漢字1文字で表わし、入社に対する思いを述べました。新入社員は今後、2週間の研修を経て、営業や教材作成などの業務にあたります。

高橋大輔選手が6日に凱旋
オリンピックの銅メダルに続き世界フィギュアで金メダルを獲得した高橋大輔選手が今月6日岡山に凱旋します。岡山市と倉敷市では快挙を祝う凱旋パレードが行われることになりました。岡山県庁ではきょう、世界フィギュアで金メダルを獲得した高橋選手の快挙をたたえ、懸垂幕が掲げられました。オリンピックの銅メダルを祝う懸垂幕とともに高橋選手の活躍を称えています。高橋選手は今月6日岡山市錦町の両備ホールディングス錦町オフィスで凱旋報告を行った後午前9時10分岡山県庁に向けて出発し県庁通り約1キロをオープンカーでパレードします。岡山県庁では県民栄誉賞の授与式が行われることになっています。また、正午からは倉敷駅前から美観地区入口交差点まで約600メートルをパレードすることになっています。

岡山高島屋と両備HD資本提携
岡山市の岡山高島屋は1日、両備ホールディングスと資本提携を結びました。両備ホールディングスが株式全体の3分の1を保有し、小嶋光信社長が岡山高島屋の会長に就任しました。家族で楽しめる百貨店を目指し、屋上には早速両備の資源を生かした子供向けのコーナーが登場しました。両備では岡山駅周辺のショッピングエリアを活性化するため、高島屋を起点とした無料シャトルバスの運行も検討していて、今後、新たな展開に注目が集まります。

香川銀行と徳島銀行が経営統合
高松市の香川銀行と徳島市の徳島銀行が経営統合し、新しい持ち株会社が設立されました。新しい持ち株会社はトモニホールディングスで本社は高松市に置き、香川銀行の遠山誠司頭取が会長を務めます。去年12月末現在の預金残高は2行合わせて約2兆2890億円で、四国の第2地方銀行としてはトップとなります。統合後も銀行名は変わらず、口座番号や通帳、キャッシュカードもそのまま使えます。効率化を図り、経営基盤の強化や営業エリアの拡大が統合の狙いで商品の共同開発や顧客の開拓などで連携していく方針です。事業者数や人口の減少など地域経済の低迷が続く中、県境を越えた連携強化で将来への生き残りを図ります。

宇高航路のフェリー会社新たな船出
宇高航路存続を決めた高松市のフェリー会社は、新会社による従業員の再雇用・ダイヤの改正など1日から新体制がスタートしました。このうち四国フェリーは、依願退職者9人を除く従業員40人が新会社「四国急行フェリー」で再雇用され、これまで通り1日22便の運航体制を維持しました。人件費削減のため従業員の給与はカットされますが当面、雇用は継続されます。一方、国道フェリーでは、今までより6便少ない1日16便の新ダイヤで運行されます。深夜を中心に便数を減らし、朝と夕方の通勤・通学時間の便数は確保しています。しかし2社ともに、今年度の収支予測は1億5千万円から2億円程度の赤字が見込まれていて、厳しい船出となりそうです。