一般に“節約料理”と言うと、予算も食材も限られてくるためどうしても雰囲気に“キビシ~感”が漂いがちなものですが、このブログの料理からは微塵も感じられません。ママちゃんの作る料理はどれも彩りよくおいしそう!!
「安さだけじゃなく、味・見た目・ボリュームにもこだわって作っています」との言葉通り、食材が上手にやりくりされていておまけに食べ応えもありそう。どこかで料理の勉強を専門的にしていたのかと思いきや、「ぜんっぜん、まったく」と意外なお返事。聞けば、マイホーム購入のために節約料理を始め、ブログにアップし始めた頃から料理本などを参考に(基本、自己流!)本格的に作り出したとか。曰く、今見ると初期の頃の料理写真は消したいくらい恥ずかしいのだそう。
「料理に興味を持ったきっかけは20代のころ料亭の仲居の仕事をしたとき。当時はもっぱら食べる専門だったんですけどね(笑)。そこで1品ずつ出される料理が大好きだったので、今も参考にしていることもあります。それと、お弁当の飾りが得意なのは、食が細かった娘のために作っていたキャラ弁で鍛えられたせいかも。」
なるほど、ルーツはソコにありましたか。そんなママちゃんに節約しながらおいしそうなお弁当を作るコツを伺ったところ、
「フタをあけた瞬間、どこか1箇所でも微笑みたくなるものを入れることかな? 例えばハート形になった卵焼きや人参とか(笑)」
確かに見た目って大切! 毎日あれこれと食材を変えなくても、切り方や盛り付け方などを工夫するだけでも印象って変わりますよネ。食欲も自然とアップしちゃいます。主婦にとって毎日の食事やお弁当作りはけっこう面倒だけど、楽しみながらちょっとしたひと手間を惜しまないクリエイティブな発想に脱帽です!
ふたを開けた時に、その彩りのよさに食欲を刺激されるようなお弁当が多い。
「もともと節約料理に興味はあったのですが、ある方の節約ブログを拝見して感銘を受けたのが大きいです。あと、雑誌「すて●な奥さん」「お●よう奥さん」を見てて触発されたのと、自分への挑戦です(笑)」と語るママちゃん。
スーパーのチラシで特売品をチェックし、今はワンちゃんのお世話で外出できないママちゃんに代わってパパちゃんや娘さんが帰りに買ってきてくれるそう。
時にはパパちゃんからの携帯で現場から安売りライブ情報を受けて、追加購入することも。家族の協力なしでは今まで続かなかったと振り返ります。
「節約を成功させる最大のコツは、やはり特売品を逃さないことですね(笑)! 献立は当日に決めるのですが簡単ですぐできる料理ばかり。前日のおかずの再利用にはポテトサラダをコロッケにするなど、形や調理法を変えると味・見た目とも飽きません。煮物の煮汁が残ったら、捨てないでこんにゃくやゆで卵を煮込んでもおいしいですヨ。それと家族が豆腐好きなおかげと、もやしと納豆にも助けられたかも(笑)」
なんだか節約を楽しんでいる風なママちゃん、見習いたいです!! 昨今の物価上昇の影響もなんのその?
「じつはタイトルを“一万円台~”にしようかと夫に相談したら、3兄弟も生まれたことだしまだ先でいいんじゃないって(笑)。家族みんなが愛犬たちのためにもって思えるから、苦にならないんでしょうね!」
節約料理術!の生命線(?)であるスーパーのチラシ広告と、特売品をチェックするためのメモ帳とペンは欠かせない。メモは壁に張り家族共有の情報に!?
両親に3歳から習わせてもらったピアノ。童謡やコブクロが好きで、歌いながら弾くと気分転換になります。ピアノ好きは娘にも引き継がれています。
万能つゆ「味どうらくの里」は、煮物など料理の味が簡単にばっちり決まって重宝しています。秋田ではかけしょうゆとしても使っていますよ!